夏の交通安全県民運動が7月21日から8月20日まで実施中の山形県です。鶴岡署管内では異常事態とも言える本年度7名の交通死亡事故が発生しており、高齢者交通死亡事故警報が発令されております。そんな中、鶴岡警察署交通課交通安全係長の大瀧警部補をお招きして安全運転講習会を開催致しました。冒頭、大瀧警部より最近の交通事故の特徴や対策についてのお話を頂きました。
やはり多いのは夏型のぼんやり事故であり、暑さで注意力が低下して発生した事故の事例など分かりやすく解説して頂きました。
近年稀に見る発生数の死亡事故に対し警部は、コロナ後の変化というものが要因しているのではないかと語っておられました。管内で発生している事故の多くは、観光や帰省に要因しているケースが多く、飲酒を伴う宴席が大変に増えた事による飲酒運転の増加など、やはりコロナで抑えられていた観光・帰省・宴席これらが開放された事による変化がとても大きいと考えられるという事でした。
ポイントとして、①お酒の飲み方を知らない・慣れていない若者に先輩は帰り足までしっかりとフォローしてあげること。コロナによって運転代行社がに稼働台数を減らしていることもあって、代行待ち2時間3時間は当たり前という事を前提にお酒を飲む必要があります。
②エアコンは常時外気に設定する。ヨーロッパの車などだと常に外気になる設定が施されていたりしますが、その理由として酸欠があります。酸素濃度の低下によって引き起こされる居眠りを防止するために、この様な設定になっておるのですが、トンネルなどが多い山岳道路の走行時やアレルギーの方などは内気循環を好む傾向にあります。ですから意識して外気を取り入れる様にして夏型のぼんやり運転を防止しよう。そのような2つのポイントを教えて頂きました。
私たちの仕事は車なくしては何もできない業種でもあります。今一度気を引き締めて安全運転を誓いました。