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  1. 環境管理センターブログ
 

環境管理センターブログ

2025/06/30
585/1000 ごみ収集車が運んできた、夏の思い出   

ごみ収集は、夏が一番きつい。

匂いも強くなれば、重さも増す。

それでもこの季節が来ると、僕の中ではある記憶が蘇る。


今日、すれ違った収集車から、あの匂いがした。

ちょっと甘くて、鼻をつく、あの独特のにおい。

人によっては顔をしかめたくなるような匂いかもしれない。

でも、僕にとっては、誇らしい匂いだった。


40年前の夏休み。

家の窓から、向かいの旅館にごみ収集車が来るのを眺めていた。

作業していたのは、父の会社の若いスタッフたち。

父本人はいなかったけれど、彼らの姿にどこか“父の背中”を重ねていた。


祖母はその時間になると、冷蔵庫から瓶のサイダーを取り出す。

タオルでくるんで、それを収集車の作業員にそっと渡す。

僕は、その冷えたサイダーが飲みたくて仕方がなかった。

でもそれは、いつも、黙々と汗を流す大人たちのものだった。


僕はその収集車に乗ることはなかった。

けれど、その匂いとともに芽生えた憧れの気持ちは、今も残っている。


そして今──

収集車に乗っているのは、僕のスタッフたちだ。

昔の僕が憧れたあの姿に、今は自分の仲間が立っている。

その事実が、どこかくすぐったくて、少しだけ誇らしい。


あの匂いは、何も変わらない。

だけど、それを見つめる僕の立ち位置は、確かに変わっている。


あの夏のサイダーのように、

冷たくて、少し遠くて、だけどちゃんと心に沁みている──

そんな記憶とともに、今年の夏も始まっている。



2025/06/28
583/1000 柔軟剤なしで、男たちは立ち向かう   

妻と娘が“推し活”で東京に出かけた朝。

残された男子チームに、二枚のメモが託された。


テーブルの上には、丁寧にびっしりと書かれた指令書。

そこには、洗濯のやり方や、冷蔵庫の何を捨てていいか、さらに──


「ペットボトルはラベルとキャップを取ってから」

「猫のナナちゃんが来たら、氷入りの水をあげて」

「近所のトラ(猫)が来たときは、うちの子たちとバッティングしないように注意」


情報量がすごい。愛と配慮に満ちている。


だが同時に、問題もある。

例えば洗濯の欄には、「1番左のボトルを最初、次に真ん中のをちょっとだけ」とある。


……が、ボトルの中身の名前は書いてない。

おしゃれすぎて、どれが洗剤で、どれが柔軟剤か分からない。

そもそも“ちょっとだけ”って、どれくらい?

小さじ? 手の感覚? 僕の裁量?


こういうときに「手伝おうか?」なんて言葉は禁句だ。

なぜなら「手伝う」は、妻の仕事であると決めつけている響きを含むから。


でも実際は、手伝いたいのだ。やる気もある。

ただ、いろんなことが分からないだけなのだ。

洗剤のタイミング、ナナちゃんとトラの顔の見分け方、そしてペットボトルの一時置き場。


男子チームは今日、柔軟剤なしで洗濯を回し、冷蔵庫のタレと格闘し、

ゴミ袋を家中探し回った挙句、廊下のチェストで発見した。


きっと妻が帰ってきたら、「ここ、やってないじゃん」と言うだろう。

でも僕たちは言いたい。


「ぜんぶ、ちゃんとやったんだよ。やり方は独特だったかもしれないけれど」

と。

2025/06/26
581/1000 問いだけ置いて、あとは寝る  

コロナで寝込んでいます。

これで3回目。半年おきにかかっていて、しかも毎回、大きなイベントが終わったタイミングでやってくる。


今回はとにかく頭がガンガンして、何も考える気が起きません。

「こういう機会に、新しい目標でも立ててみようかな」なんて思ったけど、ムリ。


目は閉じてるけど、思考は漂っていて、何も考えてないようでいて、

「次、どうする?」という問いだけは、自分の中にそっと投げておきました。


答えなんて出てこないし、探す元気もないけれど、

きっとこの問いを受け取った“どこかの自分”が、ぼんやりと考えてくれている気がしています。

今はまだ見えないだけで。


今日もとにかく寝て、回復を待ちます。

歯だけはちゃんと磨いて、あとはもう、な〜んにもしません。

たまには、そんな日もいいじゃないですか。

2025/06/24
579/1000 カッコよくあるためには   

かっこいい人って、ほんとうにいる。


それは何かっていうと、“スタイル”とか“世界”を持っている人のこと。

ブランドの服とか、いい時計をしてるとか、もちろんそういうんじゃない。

自分の軸で立っていて、ブレない。

何を着ていても、その人らしさがにじみ出てる。


そういう人に出会うと、自分なんかまだまだだなぁと思う。

服のセンス云々より前に、もっと内側を磨かないと、と。


最近、息子に服の選び方を少しずつ教えている。

と言っても偉そうに指南してるわけじゃなくて、

30年かけて私が失敗してきた記録を、ちょっとずつ伝えているだけ。


「大柄の模様は似合わないぞ」とか、

「首元はキュッとした方が小林家の顔には合う」とか、

そんなことばかり言ってるけれど、

その裏には、“自分がどう見られたいか”より

“自分がどう在りたいか”を大切にしてほしいって思いがある。


ほんとうにかっこいい人って、外側だけじゃない。

言葉が自然体で、呼吸が落ち着いていて、

背筋が伸びてて、自分のペースで歩いてる。


服は、それを支える一つのツールでしかない。

だから私も最近では、“似合うかどうか”より

“この服を着て、どんな自分でいたいか”を考えて選ぶようになった。


結局、息子にアドバイスしてる言葉は、

全部、自分にも向けているんだと思う。

2025/06/22
578/1000 持ち物リセットの朝   

今日は朝からスニーカーを洗って、車の洗車をして、車内に掃除機をかけて。

さらに、自分の持ち物をすべて点検して、使わなくなったものを手放しました。


実はこの“リセット”のタイミング、ちょっと前からうずうずしていたんです。

というのも、先週で子どもたちの部活動が一区切りついたんですよね。

となると、使わなくなるモノ、使用頻度がガラリと変わるモノが出てくる。

そんな今こそ、暮らしを見直す絶好のタイミングなんです。


それでやっぱり、無印良品。

今月オープンした鶴岡店をのぞいてきました。

とはいえ、整理収納の鉄則は「収納グッズを買うのは最後の最後」。

ということで、今日は品揃えをチェックするだけに。


やっぱり“見せる収納”ってテンション上がるんですよね。

「どうしまうか」より、「どう魅せるか」。

それを考える時間そのものが、暮らしを整えることにつながってる気がします。


夏に向けて、暮らしも心も軽やかに整えていきたいものです。

2025/06/20
576/1000 10分にかけた半年   

今日は、半年間かけて準備してきた事業プランのプレゼン当日でした。

与えられた時間は、わずか10分。

されど、その10分のために積み重ねてきた時間は、言葉にできないほどです。


資料を練り直し、数字を見直し、何度も壁にぶつかっては、

「もう無理かもしれない」と思ったことも、数えきれません。


6月に入ってからは、眠れない夜が続きました。

頭の中ではずっと、この事業の未来がグルグルとまわっていて、

目を閉じても、心が動いていたように思います。


結果は、まだわかりません。

でも、ここまで来れたこと、今日この場に立てたことが、何よりの成果。


10分という限られた時間に、

信じる未来と、小さな確信と、たくさんの覚悟を込めました。


評価は他者に委ねるしかないけれど、

「やりきった」と思える自分が、今ここにいます。

2025/06/18
574/1000 自然体で語る朝  

今日は、岐阜県の瑞浪土岐倫理法人会さんで、モーニングセミナーの講話をさせていただきました。


岐阜でお話しするのは今回が初めて。

こうしてご縁をいただけることに、ただただ感謝です。


前日、名古屋空港に降り立ったときの気温は35度。

日差しはジリジリ、蝉の声こそまだですが、もう「夏が来てますよ」と言わんばかりの空気でした。


夜になっても暑さは残り、ホテルの部屋では自然とエアコンのスイッチに手が伸びました。

山形でもエアコンは使いますが、6月の就寝時に入れることはほとんどありません。

この季節感の違いには少し驚かされました。


さて、私の講話スタイルはというと、

大きな声を張るわけでもなく、身振り手振りで盛り上げるわけでもありません。

パワーポイントも使わず、ただぽつりぽつりと、ふだんの言葉で語りかけるタイプです。

だからそんなスタイルが受け入れられるのかいつも不安でもあります。


講話後参加者から感想を今回はそんな話し方が、

「かえって心に沁みた」

「身近に感じられてよかった」

そんなふうに受け取っていただけたようで、うれしい気持ちになりました。


お招きいただいた皆さん、本当にありがとうございました。

2025/06/16
572/1000 NO BUY 2025──“買わない”を選ぶ、新しい豊かさ   

アメリカではいま、「NO BUY 2025」というムーブメントが注目を集めています。

不要な買い物を控え、日々の消費習慣そのものを見直してみよう、という流れです。


「所有とは何か」

片づけや終活の現場に関わる私にとっては、まさにど真ん中のテーマです。


空き家となったお宅で、未開封のまま眠る品々、箱のまま積まれた家電や食器。

「欲しい」と思って買ったはずのモノたちが、使われぬまま積み重なっている光景は、決して珍しくありません。


だからこそ、今年は私も「NO BUY 2025」的な暮らし方に取り組んでみようと考えています。


といっても、ただ“我慢する”のではありません。

私は以下のようなルールを自分に課してみることにしました:


① 気になる物があったら、写真を撮って保存する。

② 月末までに一度もその写真を見返さなかったら削除。

③ 3ヶ月後もその写真が残っていたら、貯金の範囲で購入してOK。


この“3ヶ月”という時間がポイントです。

欲しい!という衝動は、時に感情の勢いだけで走り出してしまいます。

けれど3ヶ月も経てば、それが一時的な気分だったのか、本当に生活を豊かにするものなのか、自然と見えてくる。


私自身、これまで数えきれない「買って満足→使わず→手放す」を経験してきました。

そうならないために、一呼吸置いてみる。

それが自分にとっての“持たない知性”になると感じています。


「欲しい」より「満ちる」を選ぶ。

そんな暮らしのかたち、ちょっと始めてみませんか?

2025/06/14
570/1000 もしもアムロがガンダムに乗らなかったら   

ガンダムは、子どもの頃から観てきた。

夢中になったし、セリフもメカも今でもすらすら出てくる。

でも、今回の『GUNDAM Guux』は、ちょっと桁が違った。


まず、音楽と映像。

とにかく圧倒的。

アニメってここまで来たのか、という感覚。

それだけで正座して観たくなる。


そしてストーリー。

「もしアムロがガンダムに乗らなかったら?」

というIFの世界がベースになっていて、

僕らが知ってる“ファースト”とは、微妙に何かが違ってる。


そう、アムロもハヤトもカイもセイラも、きっとどこかにはいる。

でも、あの“偶然”がなければ、彼らは戦士にはなっていない。

代わりに、ある少女が“うっかり”ガンダムに乗ってしまう。

そのあたりが、やっぱりガンダムだなとニヤッとした。


そして、シャアはちゃんといる。

だけどアムロはいない。

この喪失感は、アムロとシャアの物語を知っている世代にしかわからないかもしれない。


なかでも驚いたのは、シャリア・ブル。

正直、そこまで印象に残ってなかったキャラクターなのに、

今回はドスンと存在感を放って登場する。

「え、彼が!?」と思った人、多いんじゃないだろうか。


“ファースト”を知る世代として、

懐かしさやオマージュにくすぐられるだけでなく、

まったく新しい刺激もちゃんと詰まってる。


そしてふと思ったのは、

「もしも自分が、あの時あの選択をしていなかったら?」というもうひとつの現実。


そのうちAIが、自分の“もしも”を物語にして見せてくれる時代が来るのだろう。

そんな時、きっと僕らは、知らなかった自分自身に出会うことになるのかもしれない。

2025/06/12
568/1000 限定品に弱い私たちと、「所有の意味」   

「もう、50ccの原付って作られないんですよ」


今朝、原付バイクでやってきた先輩がそう教えてくれました。

排ガス規制の影響で、各社が生産終了を発表しているとのこと。


そんな話を聞いた瞬間、ふと18歳の自分を思い出しました。

免許を取り、初めて手に入れたスクーターで街を走り回っていた頃。

学生だった私は、あのバイクで“自由”を手に入れた気がしていました。


そして不思議なことに、「もう手に入らない」と聞くと、今さらながらにムズムズと欲しくなってしまう。

これ、人間の性(さが)なんでしょうね。


高校時代も、初回限定版のCDに弱かったです。

特典ポスターや特殊ジャケット、期間限定販売。

「今しか買えない」と思うと、どうにも抗えなかった。


ただ、私の場合は“買ったらしまっておく”というのができないタイプ。

使わずに眠らせるのではなく、ちゃんと使ってこそ「持っている意味」がある。

実はこれ、私の本業である「整理収納」の考え方とも通じるんです。


整理収納アドバイザーの理論の中で、最初に取り組むべきこと。

それは「所有の意味を考えること」。


なぜそれを持つのか。

何のために手元に置いているのか。

持つことで、自分の暮らしや気持ちはどう変わるのか。


限定品に惹かれる私たちの心の動きも、そこにヒントがあるのかもしれません。

「今しかない」と思って手に入れたものを、どう活かしていくのか。

所有とは、きっとその先にこそ意味があるのだと思います。


ちなみに、当社では月1回、

一生モノのお片づけスキルが1日で手に入る「整理収納アドバイザー2級認定講座」 を開催しています。


「所有の意味」を考える、そんなきっかけにもきっとなります。

ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

2025/06/10
566/1000 冷やし中華と網戸のツバメ、そして夏の備え   

50有余年続く、地域に愛されるあの食堂。

毎年6月を待たずに「冷やし中華はじめました」の札を出すおかみさんが、先日ぽつりと言いました。


「まだ寒くて、今年は出せてないのよ。」


そう言いながらも、昨日の暑さには「そろそろかしらね」と笑っていました。

昭和の頃から続くその札には、季節の節目を知らせる風鈴のような趣があります。


一方で、うちの会社のテラスでは、ツバメたちが第一陣の巣立ちを終え、なんと“2回目の巣作り”に取りかかろうとしているのですが……

まさかの場所が「網戸」。しかも、開閉する窓のちょうど上。


「お願いだから、そこだけはやめて……」と、朝からひとりで小声の懇願。


可愛さと困りごとの紙一重。

フン害対策で頭を抱えつつも、ツバメに「やめて」と貼り紙をしても読まないよなぁ…と思っている自分に、なんだか苦笑いです。


ところで、今年の6月から、熱中症対策が事業者の“義務”になったことをご存知でしょうか。

厚労省の通知により、暑さ指数(WBGT)を意識した対策が、事業所にも正式に求められるようになりました。


正直なところ、経営者として年々感じるのは、

冬の雪害より、夏の猛暑や豪雨の方が深刻なリスクになっているという現実です。


汗を流して働く現場の仲間たちの安全を守るには、空調服やタブレットだけでなく、環境そのものへの配慮が不可欠です。


冷やし中華が似合う季節がきたということは、

それだけ「熱中症との戦い」も本格化してきたということ。


食堂のおかみさんの札も、ツバメの2度目の巣作りも、季節の移ろいを教えてくれます。

でも私たち人間は、そこに“備える”という知恵を加えて生きていかねばなりません。


自然の変化に目をこらし、会社という巣を、ちゃんと守っていく。

そんな思いを新たにする6月です。

2025/06/08
564/1000 古道具が、無印で動き出す   

今日は、無印良品 酒田店で開催されている「つながる つなげる市」へ。

町家カフェ「古今」のオーナー、あい子ちゃんが出店していると聞いて、のぞいてきました。


並んでいたのは、竹かご、木箱、とぼけた顔のダルマや器。

どれも家財整理の現場から“レスキュー”された古道具たちです。


そのひとつひとつに、どこか温度がありました。

商品というより、“暮らしの記憶のかけら”がそっと並んでいるような空気感。


あい子ちゃん曰く、

「鶴岡の町家カフェで売れる古道具と、無印の店内で売れる古道具は、やっぱり違う」そうです。

それを聞いて、なるほどと思いました。

空間が変われば、求められる“記憶”の形も変わる。


それでも、どこからどう仕入れたの?とか、

「これ、ウチにもあった〜」なんてリアクションを多くいただくそうで、

古道具がまた語り始める場として、とてもいい空気が流れていました。


我々が家財整理の現場で出会い、レスキューしてきたものたち。

今、こうして無印の空間の中で、新たな暮らしへと歩き出しています。


誰かにとっての“手放す”が、

誰かの“迎え入れる”に変わる。


モノが動くと、つながりもまた動き出す。

そんな現場を、今日は見せてもらいました。

2025/06/06
562/1000 時計を巻く、心を整える   

今日は朝から寒河江へ。

モーニングセミナーでの講話がありました。開始は朝6時。

ということは、逆算して出発は朝4時30分。

目覚ましは4時にセットして、寝たのですが……

起きたのは、まさかの4時30分ぴったり。


「やってしまった……!」


一瞬、青ざめました。

寒河江まではおよそ100km。

正直、もう間に合わないかもしれないと思いました。


でも、頭は不思議と冴えていて、準備は10分で完了。

そしてすぐに車に飛び乗って出発しました。


なぜそんなにスムーズに出られたのかというと、

実は、前夜にしっかり準備を整えていたからです。


スーツ、Yシャツ、ネクタイ、靴下、ハンカチ。

そして、機械式の腕時計にはちゃんとネジを巻き、時刻を合わせておきました。


準備ができているということは、

「出発の瞬間に、自分がちゃんと立てる」ということなんですね。


実は、旅に出るときも、いちばん好きなのは「準備の時間」だったりします。


どこに行くのか、何をしに行くのか。

天気は? 会場の雰囲気は? 誰に会うのか?

そんな情報を頭に入れながら、演出したい“自分像”が少しずつ輪郭を持ちはじめます。


じゃあ、靴は何にする?

それに合わせて、カバンやベルト、時計を選ぶ。

あれこれ組み合わせていくうちに、まるで3Dパズルのように、その日の自分が完成していく。


ただ服を選ぶんじゃない。

「今日はどんな自分で行くか?」を、静かに決めていく時間。

準備って、ほんとうに面白い時間だと思います。


慌ただしい朝でしたが、巻いておいた機械式の時計が、手元で静かに時を刻んでいました。

準備をしてくれた昨日の自分に、ありがとう。

今日も一日、いい日になりました。

2025/06/04
560/1000 マトリョーシカのいる風景   

日々、いろんなお客様の職場やお宅に伺って、さまざまな“モノたち”と出会っています。

その一つひとつには、きっと誰かが「いいな」と思って家の中に招いた、そんな背景があるのだと思います。


今日は、とある家財整理の現場でレスキューしたマトリョーシカの話を。


それは、ずいぶん前におばあちゃんが親善旅行で朝鮮半島を訪れた帰り道に、ロシア極東の寒い街――

おそらくウラジオストクあたりでしょうか、氷のホテルで有名な場所で買ってきたものだそうです。


まるまるとした体に、鮮やかな色。大きいものから順に開いていくと、中から次々と現れる小さなマトリョーシカたち。

その表情はどこかのんびりしていて、少しとぼけていて、でもなんだかあたたかい。

「家族ってこんな感じかもな」なんて思いながら、静かに並べてみました。


このマトリョーシカたちも、たしかに誰かの思い出の中に生きていたモノ。

けれど今はもう、持ち主の手を離れ、私たちの手に渡ってきた。


そのうち、町家カフェ「古今」の店先で見かけたら、

どうぞ声をかけてやってください。

もちろん、招き猫やこけしたちにも。


▶︎ 町家カフェ 古今 cocon のInstagramはこちら


2025/06/02
558/1000 朝礼は、会社の“ツボ”   

6月、最初の営業日。

ありがたいことに、今月も無事に仕事を始めさせていただいております。


当社では、毎月月初の朝礼で「社長から一言」という時間があります。

これがなかなか毎回悩ましくて…。

どうしたら、みんなに“自分ごと”として興味を持ってもらえるか。

そんなことをいつも考えながら、話す内容を練っています。


実は私たちは、この朝礼という場に20年間ずっと磨きをかけてきました。

それは、ある先輩経営者のこんな言葉がきっかけです。


「朝礼は企業の縮図。体で言えば“ツボ”のようなものだ」

朝礼をしっかりと刺激すれば、会社全体の流れも整っていく——

そう教わってから、私はこの場に大きな可能性を感じてきたのです。


そして5月からは、コロナ前のスタイルに戻して、“朝からめちゃくちゃ元気な朝礼”へと再始動。

今朝は、その背景と、なぜ私がそこまで朝礼にこだわっているのか、

スタッフのみんなに改めて伝える時間を持ちました。


さらに、これも5月から始めた取り組みとして、

毎週土曜の作業車の洗車と車内清掃についても触れました。


これは「きれい好きだから」ではありません。

安全運転のための環境づくりなのです。


作業車という“職場”を、自分たちの手で整えることで、

気持ちも、仕事の流れも、安全意識も整っていく。

私はそう信じています。


こうした会社の日常のひとコマに、ちゃんと意味を吹き込んでいくこと。

それが、働く空気を少しずつ変えていくのだと思うのです。


というわけで、6月もどうぞよろしくお願いいたします。

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