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先週から続けてきたスタッフとの一対一面談も、いよいよ明日で最終日。
30名弱のスタッフそれぞれと向き合い、一人あたり10分の予定を組んでいるのだけれど、実際には30分、時には2時間を超えることもあります。気がつけば、その人の思いや日常、これまで見えていなかった本音までが、どんどん溢れ出てくる。そんな時間が嬉しくて、ありがたくて、私にとっても学びのひとときです。
20代から60代まで、幅広い世代のスタッフと向き合う面談は、まるで人生をザッピングしているような時間。
若い衆の話を聴けば、「俺にもこんな時期があったな、あの頃はまだガキだったな」と自分の過去を思い出す。
そして先輩世代の話を聴けば、その言葉の奥にリアルな現実と、これから自分も向き合うことになるであろう人生の重みを感じる。
一人ひとりと向き合う中で、自分の人生を行ったり来たりしているような、不思議な感覚になるのです。
これまでも数年にわたり、この面談を続けてきましたが、以前は「これだけは言わなければ」と、どこか構えて挑んでいたところがありました。けれど今は違います。作戦も操作もなし。ただ心から聴くことに徹し、真正面から受け止める。そんなストロングスタイルで臨むことが、自分にとってもしっくりきています。
相手の声をそのまま受けとめることで、私自身の心も整理されていく。骨は折れるけれど、この面談の時間はやめられない。
だからこそ、これからもストロングスタイルで聴き続けたいと思います。整理収納アドバイザーの大先輩で、私にはじめの一歩を伝授してくださった歌川えつこ先生のお導きで、仙台の「珈琲まめ坊」さんのハンドドリップ講座に参加しました。
コーヒーを淹れるという行為は、ただの作業ではなく、心のあり方そのもの。
「どんなコーヒーを淹れたいのか」「目の前の人にどんな一杯を届けたいのか」というイメージが、そのまま味に反映される。
講座で学んだのは、技術と同時に“心を込めることの大切さ”でした。
帰り道、私はもうワクワクが抑えられず、早速ホームセンターへ。
ポットやスケールなど器具を買い集め、家に帰ってまめ坊さんのオリジナルブレンドを淹れてみました。
一口含むと、確かに香りも豊かで、味も好みど真ん中。思わず「美味しい!」と声が出るほど。
しかし、どこか違う。
講座で見たような、蒸らしのときにふわりと湧き上がる「コーヒードーム」が立ち上がらないのです。
あの瞬間の感動を再現できない。これが、まだまだ修行が必要だという証なのだと気づきました。
それでも、たった一杯のコーヒーを通して、こんなにも自分の心が揺さぶられるなんて。
湯気の向こうに見える世界は、ゆっくりと深く、私を惹き込んでいきます。
美味しいけれど未完成。完成には程遠いけれど、その道のりさえ楽しい。
インドア派の私にとって、これほど夢中になれるものはなかったのかもしれません。
最高の一杯を淹れるという、最高の趣味に出会ってしまったのです。夫婦の分断とは、何か突発的な大事件によって起こるのではなく、
日々のちょっとしたすれ違いや言葉の積み重ねから生まれるのだと思う。
「まあ、これくらいならいいか」と流した小さな違和感。
「後で言えばいい」と黙ってしまった一言。
そうしたものが見えない堆積物となり、ある日、境界線のように立ち現れる。
小さな約束を破ることによって、信頼は静かに崩れていく。
逆に言えば、小さな約束を守り続けることで、信頼は確かに築かれていく。
耳ざわりのいい言葉や大きな夢よりも、
「今日、あれをしておくよ」「任せて」といった小さなやりとりのほうが、
実は関係の土台を強くするのかもしれない。
これは夫婦に限った話ではない。
会社や事業の現場でも同じことが起こりうる。
会議で流された小さな意見。
伝えなかったちょっとした不安。
その一つひとつが積もり重なって、やがて組織を分断させる火種になる。
だからこそ、日常をおろそかにせず、
小さな約束を大切に守り続けること。
それが夫婦にとっても、事業にとっても、未来をつくる力になるのだと思う。「調子に乗るっていうのは、見栄を張ることだ。」
ある経営者の言葉を聞いたとき、胸にぐさっと刺さった。
商売にしても、人間関係にしても、最大の敵は“見栄”なのだと思う。商売で見栄を張れば、必要以上の投資や無理な拡大につながる。人間関係で見栄を張れば、本音を隠して余計な誤解を生んでしまう。結局、自分の首を締めるのは、自分が撒いたその見栄だ。
考えてみれば、見栄というのはコンプレックスの裏返しかもしれない。自信がないからこそ強がってしまう。お金に不安があるからこそ派手に見せようとする。孤独を感じているからこそ、友達が多いふりをしてしまう。弱さを隠そうとするあまりに、大きく見せた仮面が“見栄”という姿になるのだ。
若い頃、どうしても見栄を張らずにはいられない時期があった。やっぱり自信がなくて、空回りばかりしていた。けれど今は、少しは自信が持てるようになったのだろうか。好きなものは好きと素直に言えるし、無理に背伸びする必要もない。決して見栄なんて、もういらないように思える。
…とはいえ、そんな見栄を目の前で見せつけられると、心がザワザワすることもある。まだまだ修行が足らないな、と苦笑いしている自分もいる。
見栄は最大の敵。けれどその敵を前にして揺れる心こそ、人間らしい証なのかもしれない。年に二度の社長面談が始まりました。
スタッフと一対一で向き合うこの時間は、30名弱の仲間と話をする大切な機会。
正直、汗をかきます。
耳の痛いことも、ズシリと響く言葉も飛んでくる。
けれど、その一つひとつが未来に続く道を照らしてくれる。
私にとって大切なのは、皆さんを「トレーナー」だと思うこと。
トレーナーは、自分一人では辿り着けない領域まで、しっかりと負荷をかけて連れていってくれる存在。
その瞬間は苦しいけれど、終わったあとに残るのは心地よい汗と成長の実感です。
だからこそ、社長面談は汗だくになるほど価値がある。
骨が折れても、汗をかいても──それは未来へ進むトレーニングなんです。