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環境管理センターブログ

2026/08/03
990/1000 穏やかな夏に感謝する   

去年の日記を開くと、「40日ぶりの雨」と書いてあった。

新聞を見ると、昨年7月の酷暑日は鶴岡で5日、山形市で15日。今年は鶴岡で0日、山形市でも3日だという。

今年は梅雨末期の大雨もそれほどではなく、朝晩は涼しい日も多い。もちろん暑い日はあるが、昨年と比べると、ずいぶん過ごしやすい夏に感じる。

その一方で、西日本では命に関わるような猛暑が続き、地震も発生している。

同じ日本に暮らしていても、見ている景色はまったく違う。

私たちは、自分の周りだけを見て「今年の夏はこうだ」と思ってしまいがちだ。しかし、少し視野を広げれば、誰かは厳しい暑さと闘い、誰かは災害への不安を抱えながら日々を過ごしている。

だからこそ、穏やかに過ごせる今日という一日は、決して当たり前ではない。

去年の日記は、そんなことも教えてくれた。

一年前の自分が残した「40日ぶりの雨」という一行が、今年の夏を客観的に見せてくれる。

記憶は思い込みに左右されるが、記録はその時の事実を静かに伝えてくれる。

今日の穏やかな風に感謝しながら、この夏も一日一日を大切に積み重ねていきたい。

2026/08/01
988/1000 環境は先生   

「これ、どこに置けばいいですか?」

職場でよく聞く言葉である。

もちろん、最初は誰でも分からない。この質問が少ない職場はやはり良い職場だと思う。

整理された職場は、どこに置くべきか返すべきか、もちろん取り出すべきか、見れば分かるからである。

使った道具をどこへ戻すのか。どの順番で仕事を進めるのか。何を大切にしている会社なのか。そういうことは、実は言葉よりも、整理された現場の方が雄弁に教えてくれる。

極端に言えば仕事とは整理である。

整理とは、ただ片づけることではない。

物の場所を決めること。

人の役割を決めること。

仕事の流れを決めること。

つまり、「あるべき場所を定めること」である。

逆に、整理されていない職場では、毎日が探し物になる。

「あれはどこだ?」

「誰が担当なのだろう?」

「次は何をすればいいのだろう?」

こうした迷いは、一つひとつは小さくても、積み重なると大きなロスになる。そして、仕事だけではなく、人の心まで慌ただしくしてしまう。

整理されていれば仕事の半分は教える必要がないと思っている。

現場そのものが、仕事を教えてくれるからである。

そして、その仕事に携わる人であれば、残りは自分で気づき、覚えていく。

もちろん、経験や技術は先輩から学ぶ必要がある。しかし、仕事の土台は、整理された環境が育ててくれるものではないだろうか。

私たちの会社も、まだ理想には届かない。

だからこそ、道具の置き場所を見直し、仕事の流れを整え、一つずつ「見れば分かる」環境をつくっていきたい。

そんな職場に、少しずつ近づいていけたらと思っている。

2026/07/30
986/1000 大切な時間   

高校生の息子が、珍しく聞いてきた。

「どうしたらベースの音がきれいに出るの?」

どうやら音がビビってしまうらしい。

「フレットは真ん中じゃなくて、ボディ側ギリギリを押さえるんだよ。」

そんなことを伝えると、

「へぇ、真ん中を押さえるものだと思ってた。」

と、少し驚いたような顔をしていた。

ほんの数分の会話だった。

その時、私は息子の左手を取り、指の押さえ方を見せた。

そして、何気なくその手をまじまじと見た。

思っていたよりも細くて色が白い。

高校生になり、身長も伸び、見た目は大人に近づいてはきたが、手だけはどこか子どもの面影を残していた。

その柔らかい指先に触れた瞬間、ふと思った。

この子も、あと二年もしないうちに、この家を出ていくのだろう。

大学へ進学するのか、就職するのかは分からない。

けれど、四六時中顔を合わせる毎日は、もう長くはない。

小さい頃は、「早く大きくなれ」と思っていた。

でも、いざその日が近づいてくると、不思議なもので、時間がゆっくり進んでほしいと思ってしまう。

子育ては、毎日が当たり前のようでいて、実は期限付きの大切な時間なのだ。


2026/07/28
984/1000 山の安心を守る   

今日は、当社のスタッフ2名が月山山頂へ向かった。

目的は登山ではない。山頂トイレの維持管理業務である。

この仕事は、もう数十年続いている。当社にとって夏の風物詩のような仕事でもある。

私が子どもの頃から、父は「今日は月山だ」と言って山へ向かっていた。その話を聞きながら育った。私も入社以来何度か山頂へ登ったことがある。

山頂に着いた時の達成感。そして、そこで食べるおにぎりの美味しさは今でも忘れられない。特別な具が入っていたわけではない。ただ、あの景色と、そこまで歩いてきた時間が、おにぎりを何倍も美味しくしてくれたのだと思う。

しかし、この仕事は決して楽ではない。

重い資材を背負いながら山を登り、多くの登山者が気持ちよく利用できるよう、トイレを維持管理する。山頂にトイレがあることを「当たり前」と感じる人は多いかもしれないが、その当たり前は、誰かの汗によって支えられている。

昨日は天候が急変し、雷雨の危険を避けるため、予定を切り上げて早めに下山したと聞いた。

山では自然が相手である。無理をしない判断もまた、大切な仕事の一つだ。

父から受け継がれ、今は当社のスタッフが受け継いでいるこの仕事。

華やかではない。しかし、美しい月山を守り、多くの登山者の安心を支える、大切な仕事である。


2026/07/26
982/1000 我が家の潤滑油 罪滅ぼしデー   

午前中は少しだけ会社へ。

午後からは、我が家の恒例になりつつある「罪滅ぼしデー」である。

平日は仕事ばかりで、妻との時間はどうしても少なくなる。

だから週末くらいは、一緒にどこかへ出かけようと思っている。

今日は洋食が美味しいお店でランチを食べ、そのあとフルーツタルトが評判のカフェへ。

久しぶりの「はしご」である。

美味しいものを食べながら、子どもたちのこと、最近あった出来事、何気ない話をあれこれする。

一緒に暮らしているのに、こうして向かい合って話す時間は案外少ないものだ。

不思議なもので、お店を変えるだけで話題も変わる。

ランチではお腹を満たし、カフェでは心を満たす。

そんな感じだろうか。

「罪滅ぼし」と言いながら出かけているけれど、本当は私のほうがこの時間を楽しんでいるのかもしれない。

何気ない週末。

でも、こんな時間の積み重ねが、夫婦の思い出になっていくのだろう。

来週はどこに行こうかな。
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