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今日は財務戦略のセミナーに参加した。
数字の話もさることながら、後半にあった「銀行との正しいお付き合いの仕方」が、なんとも胸に残った。
会社の経営を左右する大事なテーマなのに、これには決まった虎の巻がない。
私はこれまで、先輩経営者の背中を追い、そして先代である父の振る舞いから学んできた。
その経験則の寄せ集めで、なんとかここまでやってきたような気がする。
ところが今日の講義を聞きながら、ふと安心した瞬間があった。
あの頃教えてもらった感覚は、どうやらそう間違ってはいなかったらしい。
経験則の影には、ちゃんとした理屈と、銀行側の立場が存在していたのだと知り、少し肩の力が抜けた。
ただ、ここで具体的な内容を書くことは控えておこうと思う。
銀行とのお付き合いは、会社の状況や規模、経営者の覚悟によってまるで違う。
ひとつの正解を書いたところで、それが誰かの足を引っ張る可能性だってある。
だからこそ、自分の胸の内にそっとしまっておくほうがいいのかもしれない。
ひとつ確かだと思ったのは、銀行というのは「晴れの日に傘を貸す商売」だということ。
それは良い悪いではなく、当たり前の姿だ。
だからこちらも、誠意を持って向き合い、相手を知ろうとすることが欠かせない。
どんな未来を描いていて、どこに向かおうとしているのか。
数字と姿勢で示し、正しく理解してもらう努力を続けるしかない。
結局のところ、経営とは“誠意と理解”の積み重ねなのだと思う。
父から受け取った教えも、今日の学びも、すべてそこに行き着く。
そんなことを胸の中で反芻しながら、ゆっくりと帰路についた。