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環境管理センターブログ

2025/12/06
749/1000 歯ブラシごとき…と思っていた私の反省日記   

歯医者さんで、数ヶ月に一度の定期検診。

いつものように歯茎の状態をチェックしていただいたのですが、今日は先生からブラッシングについて、ややキツめの注意を受けてしまいました。

前回も同じ指摘を受けていて、この二ヶ月は意識して磨いてきたつもりでしたが……どうやら「つもり」だったようで、再びブラッシングのレッスンに逆戻り。

実はこれまでも、

「この歯ブラシを使ってくださいね」

と先生にすすめられていたのですが、どこかで

“歯ブラシごときで何が変わるんだ”

という素人根性が顔を出し、首を縦には振らなかった私。

しかし今回は、先生の少々厳しめの説明に観念して、ようやくおすすめの歯ブラシを素直に購入しました。

先生曰く、市販の歯ブラシは硬すぎるのだそう。特に男性は力が入りがちで、歯茎に負担がかかるとのこと。

年齢を重ねるほど大切になる“歯と歯茎”。

習慣の小さな油断が、気づけば大きな差になる。

今日からは素人根性は脇に置き、柔らかめの歯ブラシで丁寧に磨くことにします。

さて、次回の検診では胸を張れるかどうか。

これは未来の私への宿題です。

2025/12/04
747/1000 心のアンテナを立てる   

「ありがとう」の反対は「あたりまえ」。

よく耳にする言葉だけれど、先日ラジオを聴いていて、その意味を深く感じた。

投稿者の男性が、少し苦笑いを混じえながら話していた。

「毎朝、コピー機に紙を補充するんですが、誰もやらないんですよ。新人も入ってきているのに、ずっと自分だけで……正直モヤモヤしてます」

この気持ち、よくわかる。

誰がやってもいい仕事。けれど、誰かがやらないと回らない仕事。

下っ端だから、という理由ならまだ整理がつく。

でも、そういうわけでもないのに“なぜ自分だけ?”という思いが積もってゆく。

しかも、これは給与が少ないとか待遇がどうとか、

そんな表面的な話ではない。

彼が本当に腹を立てていたのは、

「やってくれて当たり前」とされる空気だったのだ。

人間というのは可愛いもので、

たった一言の「ありがとう」があれば、同じ行動がまったく違う意味を持つ。

紙を補充するだけの行為が、

その一言で“気遣い”になり、“ヒーローみたいな働き”にもなる。

これは職場に限らず、家庭でも、地域でも、どんな場所でも同じだろう。

必要なのは “アンテナ” だ。

相手の行動を、あたりまえとしないための、ささやかな心のセンサー。

アンテナが鈍れば、日々の優しさや手間に気づけない。

でも、ちゃんと立っていれば、

誰かのひと手間に「ありがとう」が自然と生まれる。

そして不思議なもので、

こうして見ていくと、「ありがとう」と言われる行動そのものより、

その一言を口にできる人のほうが、どこか尊いように思えてくる。

行動はただの出来事。

けれど「ありがとう」と言える人は、

その裏にある気持ちや手間をきちんと受け取っている。

結局、人の価値を決めるのは、

どんな行動をしているかだけではなく、

どんな心で受け取り、どんな言葉を返せるか――

そこなのだと思う。

2025/12/02
745/1000 ゴミを出す習慣がある家の玄関は美しい   

昨日、地域の粗大ゴミ収集に伺った。

この仕事に行くのは、もう15年ぶりくらいになる。

スタッフがインフルエンザで休むことが続き、急きょピンチヒッターとして私がトラックに乗った。

久しぶりの現場は、身体より先に気持ちが動いた。

作業服を着て荷台に立つと、若い頃の自分がふっと横に立ったような気がした。

あの頃は“ちゃんとやらなきゃ”“舐められちゃいけない”と、力みまくっていたものだ。

けれど昨日の私は、周りを気づかいながら淡々と、でも確かに楽しんでいた。

この日は18件をまわった。

なかなかハードだったが、終わってみれば心地よい達成感があった。

ただ、私の自称“晴れ男”伝説は、この日ばかりは影を潜めた。

雷は鳴るわ、土砂降りになるわで、急いでカッパを着ての作業。

雨に濡れながら「そうそう、昔もこんな日があったな」と、懐かしいような気持ちになった。

作業の合間には、お客様からコーヒーやお菓子の差し入れもいただいた。

雨で冷えた体と心に、これが本当にしみる。

「大変だねぇ」「助かるよ」と声をかけてもらうと、天気なんてどうでもよくなる。

そして、昨日いちばん驚いたのは——

伺ったすべての家の玄関が、とにかくきれいだったことだ。

靴も少なく、余計なモノがほとんど置かれていない。

一歩入った瞬間の空気がすっとしている。

ああ、きれいな家というのは、“ゴミを出す習慣”がある家なんだ、と実感した。

ため込まず、循環させる暮らし。

それは単に片づけ上手という話ではなく、生き方の姿勢そのものなのだろう。

久しぶりの現場は、原点に戻るような時間だった。

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