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昨日、地域の粗大ゴミ収集に伺った。
この仕事に行くのは、もう15年ぶりくらいになる。
スタッフがインフルエンザで休むことが続き、急きょピンチヒッターとして私がトラックに乗った。
久しぶりの現場は、身体より先に気持ちが動いた。
作業服を着て荷台に立つと、若い頃の自分がふっと横に立ったような気がした。
あの頃は“ちゃんとやらなきゃ”“舐められちゃいけない”と、力みまくっていたものだ。
けれど昨日の私は、周りを気づかいながら淡々と、でも確かに楽しんでいた。
この日は18件をまわった。
なかなかハードだったが、終わってみれば心地よい達成感があった。
ただ、私の自称“晴れ男”伝説は、この日ばかりは影を潜めた。
雷は鳴るわ、土砂降りになるわで、急いでカッパを着ての作業。
雨に濡れながら「そうそう、昔もこんな日があったな」と、懐かしいような気持ちになった。
作業の合間には、お客様からコーヒーやお菓子の差し入れもいただいた。
雨で冷えた体と心に、これが本当にしみる。
「大変だねぇ」「助かるよ」と声をかけてもらうと、天気なんてどうでもよくなる。
そして、昨日いちばん驚いたのは——
伺ったすべての家の玄関が、とにかくきれいだったことだ。
靴も少なく、余計なモノがほとんど置かれていない。
一歩入った瞬間の空気がすっとしている。
ああ、きれいな家というのは、“ゴミを出す習慣”がある家なんだ、と実感した。
ため込まず、循環させる暮らし。
それは単に片づけ上手という話ではなく、生き方の姿勢そのものなのだろう。
久しぶりの現場は、原点に戻るような時間だった。