984/1000 山の安心を守る
2026/07/28
今日は、当社のスタッフ2名が月山山頂へ向かった。
目的は登山ではない。山頂トイレの維持管理業務である。
この仕事は、もう数十年続いている。当社にとって夏の風物詩のような仕事でもある。
私が子どもの頃から、父は「今日は月山だ」と言って山へ向かっていた。その話を聞きながら育った。私も入社以来何度か山頂へ登ったことがある。
山頂に着いた時の達成感。そして、そこで食べるおにぎりの美味しさは今でも忘れられない。特別な具が入っていたわけではない。ただ、あの景色と、そこまで歩いてきた時間が、おにぎりを何倍も美味しくしてくれたのだと思う。
しかし、この仕事は決して楽ではない。
重い資材を背負いながら山を登り、多くの登山者が気持ちよく利用できるよう、トイレを維持管理する。山頂にトイレがあることを「当たり前」と感じる人は多いかもしれないが、その当たり前は、誰かの汗によって支えられている。
昨日は天候が急変し、雷雨の危険を避けるため、予定を切り上げて早めに下山したと聞いた。
山では自然が相手である。無理をしない判断もまた、大切な仕事の一つだ。
父から受け継がれ、今は当社のスタッフが受け継いでいるこの仕事。
華やかではない。しかし、美しい月山を守り、多くの登山者の安心を支える、大切な仕事である。

