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ここ1年で、体重が10kg増えた。
それを人に言うと、だいたい「そりゃ運動してないからでしょ」って返されるんだけど、いや、ちょっと待ってほしい。
それなりに筋トレは続けてたし、お酒も控えてた。暴飲暴食だってしてない。何なら、自分では「まあまあ気をつけてる方」だと思ってた。
それでも、10kg増。
こういうのが40代ってやつか。気合いや根性じゃどうにもならない領域に、知らぬ間に片足突っ込んでる。
とはいえ、ストイックに「今日から走るぞ!」なんて気合いが入るわけもなく。
でも今朝、なんとなく、体が外に出たがってた。寒いし、まだ眠かったけど、気まぐれに走ってみた。結果、走れたのは20分くらい。
最初の5分で膝が重くて、呼吸も怪しくて、「やっぱやめときゃよかった」と思ったけど、途中でちょっと景色が変わった。
サトザクラの並木道。
満開を過ぎて、花びらが風に乗って舞っていた。歩道はピンク色の絨毯みたいになっていて、立ち止まらずにはいられなかった。
そのとき、ふと頭に流れてきたのが、エレファントカシマシの「桜の花、舞い上がる道を」。
別に聴いてたわけでもないのに、自然と脳内で再生された。あの曲、きれいなメロディの裏に、どうしようもなさとか、それでも進むしかない感じがあって。
今の自分に、妙にフィットしてしまった。
昔は「やるならちゃんと続けろよ」とか「形にしなきゃ意味ない」とか、そんなふうに考えてたけど、最近は、「今朝はちょっと走れた」だけでまあ十分じゃないかと思ってる。
体が動いた。気持ちが少し上向いた。
それだけで、もう今日はよしとする。
また明日も走れるかどうかは知らない。
でも、今朝の空気と桜の景色と、あのエレカシのメロディは、なんだか心に残った。
そんな朝だった。