以前は遠距離でも自分で運転して行くことが多かったのですが、最近はできるだけ公共交通機関を利用して移動しています。なぜか、意外と運転が疲れるから。つまらない理由です。私は昭和な男だから「やはりいい車に乗りたい・見栄を張りたい」みたいなのが昔はあったんですが、どういうわけかそういった自己満もさほどというか、全然無くなってしまっております。
テストステロンが減少しているのでしょうか。このテストステロンの減少が男性にとっての更年期の根源だなのだそうですが、男性的な戦いに誘うモリモリした気持ちは薄れて来ているようです。しかしこれは私にとっては何だか生きやすくて、穏やかな心持ちで気持ちがいいですよ(多分)。
そんな清々しい気持ち、清々しい気候の中、青森県五所川原市へ勉強会に行って来ました。JR鶴岡駅から特急いなほで秋田まで、そこから弘前までは特急つがる。最後はリゾートしらかみに揺られ五所川原までの6時間半。途中2時間以上の待ち時間がありましたが、結果的に石垣島からきた人より時間がかかってましたね。
しかし、秋田の山中を走る特急つがるの車窓から見える木々はとても青々として元気で、底まで透き通る穏やかな川の流れや田植え作業のどこかのんびりした姿などに心から癒されました。仕事でしたがうっかり一人旅を存分に味わってしまい、これは車の移動では体験できない素敵なことだなと感じることができました。そして弘前から秋田までをつなぐリゾートしらかみ、これがまた昭和感が丸出しでいいんです。ディーゼルエンジンの独特な振動を感じながら、津軽平野のどこまでも続くりんご畑の中を走る。そしてその中にずとんと岩木山が見えた時には痺れました。
当然、懇親会後のカラオケでは皆で津軽平野(吉幾三さん)を熱唱でした。春の日の良き思い出です。