先週から昨日までの6日間ビッチリ家財整理の現場に出動していました。およそ2ヶ月振りぐらいの出動かと思います。当社では見積もり担当者が現場スタッフとお客様の橋渡しを行っており、今回のご依頼者は私がお見積もりしたお客様でしたから、現場作業は私が担当させていただきました。
現場は昨年の4月にお見積もりをさせていただいていた家財整理の案件で、家屋解体の日程が決まっている中での仕事ということでした。決められた日程の中でスタッフの数や車両をコントロールして行く作業は予期しないことというのもありますので、なかなかスリリングなんです。
しかし現場スタッフがいつもそうなのですが頑張ってくれ、予定していた工期より1.5日も早く終了することができました。最大6名のお片付け部隊で連日向かった今回の現場ですが、その片付いて行く様は圧巻というほかありません。人の力・チームの力というものを目の当たりにすることができました。
そんな中、トースターぐらいの大きさの歴史を感じさせる木箱が出てきました。なんだか大事そうだな〜と思い、そぉ〜っと開けてみると、中には殿と姫。そう雛人形が入っていたのです。ご依頼者に連絡すると、母のモノか、もしかしたら祖母のモノかな〜ということで、いずれにしても100年以上前に作られた雛人形ということでした。
家財整理の現場ではとにかくモノが多いので、ご依頼者が把握していないモノが多くあります。というか殆どのモノは依頼者から認知されていない「なんだか分からないモノ」なんです。その中からご依頼者にとって大切なモノを見つけ出してお返しする。これは腕の見せ所でもあります。
今回この歴史ある雛人形をご依頼者は大事そうに自宅へ持って行かれました。「なんかお役に立てたな〜」そんな清々しい気持ちが胸を駈けます。
もう直ぐひな祭り、何十年も保管され続けたかの雛人形もきっと飾ってもらえることでしょう。「いや〜よかった〜」今日も酒がうまい(弱いけど)。