以前、東京ディズニーランドが家から見えるという人に聞いたことがあります。「今まで何回ぐらいTDRに行きましたか?」と。その問いに対する答え「ゼロ回」でした。しかもその方は20代女性という最もそこへ行きそうな層の方だったのです。
そんなものかとかなり驚いたのですが、私も海の近くに住んでおりますがほとんど海には行きませんし、海水浴も車で遠くの海水浴場に行って泳いでいたりします。人間っていうのは近場の資源というものにはアンテナが立たないのか、日常と一体化して見失ってしまうのか、面白いものです。
だからこそ、足元を掘る意味がある。そんなことを今日は改めて感じました。本日はお片づけの価値・魅力を地域に発信してゆこうという稀有な団体「庄内お片づけ部」の例会があったのですが、そこで地域の資源を活かすというプランを発表させていただき、様々なフィードバックを頂きました。
地域の資源を掘り起こすというプランをプレゼンする機会はこれまでもありまして、その反応というのは概ね2極化するという現象が起こっておりました。地元の方は辛い評価・他地域の方は好意的というものです(これは先のTDR的な視点ではないかと思うのですが)。
それで庄内お片づけ部の面々の反応はというと、これがまた違っていて、形の無いモノに対して(例えば、時間の共有とか出会いなど)は大きな価値を見出し、物質的なモノに対してはかなり辛口であるということでした。
お片づけのプロは、物質的なモノに対する価値観がかなりシャープでその本質を見ている。だから〇〇×〇〇×〇〇ぐらいの価値がないと購入には至らないのであろうと。だから今のプランにもう一つ掛け合わせる何かが必要だなと感じました。これが見つかったらそれは長きに渡って愛される商品になるだろう。ということで、その何かを掘り起こすべく考え中です。