「気が付いた時にすぐ行動に移せる人になるために」というテーマでお届けしている第3回、今回が最終回です。昨日はそのためのポイント三つ、その一つ目をお伝えしました。
ポイント②次の行程に(少しだけでも)手をつける。目的を完了させるためには、異なる作業を複数積み上げて初めて達成するものがほとんどです。例えば、食料品の買い出しという日々行なっているような行為でも、リストアップから移動、購入、移動と複数の作業を積み重ねて行きます。そして家に帰ってきてふぅ〜と一服、コーヒを頂く。これもまあいいのですが、これだと買いっぱなしで冷蔵庫に入れるのが面倒になってしまいます。
脳というのは一連の行動を紐付けて保存する性質があります。そして次に同じ行動を取るときに前回の紐付けのまま取り出して脳の消耗を軽減しようとします。だから毎回買い物に出て帰ってくるとコーヒーを飲んで、冷蔵庫に入れるのが面倒になるところまで紐付けてしまうのです。ですから、買い物から帰ったら一服の前にまず、牛乳だけでも冷蔵庫に入れるという次の行程を少しだけでもやってしまう。そうすると、脳は冷蔵後に入れるところまでを一連の作業と紐付けて保存するのです。だから一服をしたとしても再開が億劫ではなくなります。食事の後の皿洗いも然り、面倒なことでも少し手を付けることでルーティーンにしてしまえばこっちのものなのです。
ポイント③〇〇しなきゃをやめる。よく使ってしまう言葉かもしれませんし、特別マイナスな言葉にも感じられませんが、この言葉を使うと脳みそは、やるの?やらないの?と混乱してしまいます。だから言葉の使い方として、「〇〇をする」と言い切ってしまう事が大切。こうすると脳はヤル!モードで動き出してくれるのです。さあ脳を上手に活用して行動できる自分に変化して行きましょう!