日曜日、なーんにも予定が無いということで、息子と本屋をプラプラして来ました。息子は最近文房具にハマっていて、文具紹介の動画をみまくっており、本屋の文具コーナーで目を輝かせておりました。「お父さんシャーペン一本買ってもいいかな?」と息子「シャーペンぐらいいいんじゃない」と私。シャーペンなんてここ20年ぐらい買ったことはなかったのですが、高くても1,000円しないだろうなどとたかをくくっていたところ、息子が満面の笑みを浮かべて持って来たのは、パイロット社製のS20、¥2,000円という商品でした。なんでも名品ということで、ずっと欲しくてネットで買おうと思っていたんだそうです。
なるほど、天然木?を使用した優しい質感と独特の丸みを帯びた形状、かなり渋めの造形でしたが、2,000円はお安いのではないかと思わせる佇まいがありましたね。経年劣化も楽しめるペンなんだそうです。お値打ちですね。
で私は、そお言えばということで気になっていた呉勝浩著 爆弾を購入。とても評判の高いミステリー作品で一度読んだら最後面白くて本を離せなくなるなんていう人もいましたから思い切って買ってみました。
こちらの作品は、警察の取調室での警官と酔っ払いだという中年の男とのやりとりがほぼ全てという不思議な素敵すぎる作品。読みやすくて、案の定すぐドツボにハマってしまいました。
実用書だけではなく、たまにはこんなスリリングな読書体験もいいですね。春の穏やかな日差しを浴びて、コーヒーと黒糖まんじゅうを傍に置き、ぐーぐーと寝息を立てる飼い犬とゆっくりをした時間を過ごした最高の休日でした。