庄内の海水浴場も全てオープンして、さぞ賑わっているだろうなと思っていたのですが、その状況も少し変わって来ているようです。庄内には遊佐町に3つ、酒田市に2つ(内1つは飛島)、鶴岡市に6つの計11ヶ所海水浴場があります。つまり山形県には11ヶ所ということですが、改めて酒田市に2つというのはずいぶんと減ったなという印象です。監視員の確保の問題など様々だと耳にした事もありますが、海水浴場の運営にはどちらでも苦慮しているものと思われます。
40代の私にとって、子供の頃の海水浴場というのはどこも人でごったがえして、大渋滞というイメージだったのですが、今年の庄内浜は海水浴場が減っているにも関わらず、駐車場も余裕があり渋滞は無し、そしてビーチパラソルを立てるのが難しいほど混雑していた砂浜にはタープテントが悠々と並んでおり、その様相はだいぶ変化しています。
あの昭和の頃のような活気が感じられないのは残念ですが、ゆったり海を楽しむ方にとっては良いのかもしれませんね。背景として、砂で汚れるのが嫌だというような海離れもあるとは思いますが、ここ庄内に関しては昨年10月に開通した東北中央道の延伸により、庄内へのアクセスの不便さが際立つ形となってしまったのが一番大きいのではないかと私は感じています。
これまで内陸から夏の庄内に向かっていた人の流れは、道路の整備によってより利便性が向上した秋田などに流れていると観光関連業の先輩も仰っておりました。
今日も渋滞の全くない、エメラルドグリーンと濃い青のグラデーションが美しい海岸線を車で走りながら、今年の庄内は穴場だぞ!ともったいなく感じていました。ぜひ夏の庄内にお越しください!