齊藤義明著:日本の挑戦者達〜100人の未来創造と地方創生への挑戦〜 今読んでいるのですが、最高に面白くて興奮しています。この本から、何かをなす人・なした人っていうのは100%壁にぶち当たっているということが分かります。そして、その壁を越える為に聴きたくない事や人に耳を傾け、何を選んで尖らすかということを考え、実行しています。
「これは壁じゃない扉だ」とは、この人口減少時代に人口を16%も増やすことに成功した千葉県流山市市長井崎義治氏の市長室に飾られていた色紙に書いてあった言葉だそうです。
井崎氏は子育て世代の共働き世代(DEWKs)を同市に移住してもらう施作を進め成功を納めました。「母になるなら、流山市」とキャッチフレーズを都内で打ち、保育園の定員を大幅に増やし駅に子供と一緒に出社するとそこから保育園へバスでピストン輸送する送迎システムを作るなどして、経済的にも消費行動的にも町の作りをそのものを大きく変える力を持っているDEWKsを移住させ結果人口を16%増加させたのです。
こう記すと簡単そうですが市長の任期4年、その中でチームを作り戦略を立てて実行に移して成果を納めることは簡単では無かったでしょう。本の中で「かつては、抵抗する幹部職員やお手並み拝見モードの職員が多かった。しかし徐々に、着実に、同じベクトルの職員が増え、より少ない職員数で、より多くの仕事を、より短時間にこなせるようになってきた。」と市長は語っています。
「これは壁じゃない扉だ」井崎市長を支えたのはこの言葉であり、多くのチャレンジャーにとっても励みになる言葉です。
壁に隠された扉探しゲーム。楽しんで行きます私も。