本日は整理収納アドバイザー交流会in庄内という事で、14名のご参加を頂き開催することができました。今年はテーマを整理収納アドバイザーの視点で考える防災としまして、ゲストスピーカーとして石川県在住のアドバイザー家村かおり先生とオンラインで繋ぎ、これまで企業の整理収納コンサルタントとしての活動と能登半島地震でどの様な体験をされて、その後どう変わっているのかについて詳しくお話し頂きました。
これまでの活動では、やはり災害時というものも相当意識して活動されて来たことが伺え、かおりさん達がつくって来た職場内の整理収納が今回図らずも迅速な復旧という成果として大いに発揮されたということが分かりました。しかし、災害というのはその備えでさえ軽々と超えて行き、予想もできなかった形で改善点を示しているということも驚きでした。
私はお話の中で、「責任の所在の見える化」という言葉に大きな感動を覚えました。企業という組織の中でそれぞれが持つ「こう在るべきだ」という価値観。この価値観の押し付けが様々ないざこざを生んでいると先生は仰いました。これって本当にそうだなと思うのです。これは家族でも町内会でもどんな組織にでも発生している組織を分断するマイナス要因。このはっきり言ってどうでもいいマイナス要因を取り除く「責任の所在の見える化」という仕組みは私はどんな本でも読んだ事はないし、聞けば先生のオリジナルという事で本当に素晴らしいことだなと感動しました。
鋭く組織を洞察する力とそれを改善させる見える化、本日のお話しは交流会というよりは学会レベルのお話しだなと思って伺いました。かおり先生ありがとうございます。
そして、防災グッズの紹介やらお弁当の手配やら一緒に企画運営をして頂きました庄内お片づけ部の仲間、遠方からも駆けつけてくれた参加者の皆様に心より感謝いたします。