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819/1000 うまくいかないチームに足りないもの 

2026/02/18
819/1000 うまくいかないチームに足りないもの 

うまくいっていないチームを見ていると、

能力の差よりも、別のことが気になってくる。

それは、リクエストの質だ。

誰もサボっているわけではない。

誰も悪意があるわけでもない。

けれど、どこか噛み合わない。

その正体はたいてい、

「頼み方」にある。

「ちゃんとやっておいて」

「確認しておいてほしい」

「前も言ったよね」

こうした言葉は、

リクエストのようで、実は曖昧だ。

何を、どこまで、いつまでに。

そして、なぜそれが必要なのか。

そこが抜け落ちている。

すると何が起きるか。

受け取る側は、自分の基準で動く。

頼んだ側は、自分の基準で評価する。

基準が違えば、ズレは必然だ。

うまくいっていないチームでは、

人は意外と「察してほしい」と思っている。

長く一緒に働いているのだから。

言わなくても分かるはずだ。

けれど、それは幻想だ。

大人同士であっても、

いや大人同士だからこそ、

言葉にしなければ伝わらない。

リクエストとは命令ではない。

「役割の明確化」であり、

「期待値の共有」だ。

私は何を目指しているのか。

あなたにどこを担ってほしいのか。

それができなければどうなるのか。

そこまで言って、ようやくチームになる。

うまくいっているチームは、

リクエストが具体的だ。

・期限がある

・基準がある

・理由がある

そして、断る余地もある。

「無理なら言ってほしい」

この一言があるだけで、

関係は対立から協働へと変わる。

対立が起きるのは、

悪い人がいるからではない。

リクエストが曖昧だからだ。

期待を言わない。

基準を示さない。

でも、結果には不満を持つ。

それが摩擦になる。

チームが整うとは、

優しい空気になることではない。

リクエストが明確になり、

期待値がそろうことだ。

そのとき初めて、

「人の問題」は「構造の問題」に変わる。

そして構造は、必ず改善できる。
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