自分にとっては当たり前の事でも、他から見ればそうでは無い事ってたくさんあると思います。小学生の頃先生から「床に正座していなさい!」と言われた事があったのですが、家では常に正座で過ごしていた私にとってはそれが全く苦ではなく、罰だとは気が付かなかったという事がありました。
または、就職先で自社の掃除を社員がしないという事にとても違和感を感じた事がありました。自分の部屋も家も学生なら教室や部室やらそんなモノや環境を整え掃除するというのは子供の頃からやってきた事なので、自分でやるのは当たり前だと思っていたのですが、それを業者さんや誰かにしてもらうというのはなんとも不思議な気持ちでした。
ウチの会社はどうかと言えば、ありがたい事に、毎朝皆で掃除を分担して行っております。データで見ると、アジア圏では学生が自校の掃除をしているのは韓国・台湾・パラオと日本だけの様で、その他の国では誰かが掃除をしてくれるというのが常識の様です。
日本で掃除が奨励されて来たのは、禅寺などでは掃除が修行の一環であるということや神話の禊にも由来する様です。汚れを払うという事をリアルに実践できるのが掃除という行為にはあると考えられて来たのでしょう。
先のサッカーワールドカップでも、日本代表のロッカールームがきれいに清掃され、折り鶴と共に感謝のメッセージが添えてあったなど、日本人が掃除を通して感謝のメッセージを発信している姿に他国が敬意を示していたという報道もありました。
清掃業という看板を掲げる私たち、2月は来年度の準備の時期でもあるのですが、皆せっせと社内の掃除・整理に励んでおります。