本日はひな祭り。桃の節句とも呼びますが、桃には邪気を払うという言われや不老長寿の妙薬とも言われていたということで、神秘の力を秘めていると考えられていたのでしょう。そんな力にあやかり女の子の成長を願ったのかもしれませんね。
そのアイコンとも言える雛人形。我が家には7段飾りの立派なものがあります。そして今年も実家の父母が力を合わせて飾ってくれました。父母はお雛様は神様だから毎朝お供物をするんだよと教えてくれ、3月3日までの間毎朝お供え物をしております。
ただ、大きくなった我が家の女の子達は雛人形には興味がないご様子。それはそうですね。現代では可愛いもの・綺麗なものは山ほどありますし、歌ったり踊ったりもしませんから。
しかしそんな成長を願うという大きな愛というのでしょうか。そんな尊いモノを少しでも感じてくれたら嬉しい。そんな気持ちでこの7段飾りを飾った家族がいるというのは、きっと何か大きなピンチの時の精神的な支えになってくれるのではないかと思うのです。
長年飾ったお雛様がその役目を終え、当社に運び込まれることがとても多くなりました。我が家の20年選手のひな人形より新しいモノも多いですね。神様ですからしっかりと御供養させて頂きますが、その家族の気持ちはずっと大切にして行きたいですね。
桃の節句に寄せて。