コロナっていうのはいろんな爪痕を残しました。悪い面ばかりでもなかったのかもしれませんが、一番は三密に代表されるように人と人との距離感について変化がもたらされたのではないでしょうか。
子供達の部活動なんかを見ていると、応援をしない・人の試合は見ない・集合しないという具合でチームワークなんかが大切になってくる部活動においてその根幹を揺るがすような団体活動になっており、父母としてはかなり違和感を覚えました。それが第五類となって解消されるかといえばそうではなく、今までがどうっだたのかまず分からない。ですから恐る恐る手探りでアフターコロナの活動について模索の様子です。
外部からの目で見る案外すぐ見つけられるのですが、顧問の先生など当事者にとってはこれを見つけ出してアップデートするのはそう簡単ではないようです。なんせ今までNGとされて来たことが微妙ーな形でOKとされており、そもそも前の形が分からないのですから。
先日当社に来客がありました。いつも打ち合わせを行う会議室にお通ししたのですが、その方が「遠いね」と仰ったのです。当社の事務所はコロナ第一波直前の2020年2月に竣工しており、事務所ができた途端にコロナでしたから、それ以前というのがまず無いのです。会議室においてもコロナ対応でとにかく机は一人がけで2m以上離隔する配置にしていました。
ですから座って打ち合わせするにしても相手がかなり遠いのです。当社ではこれが当たり前で来ましたので、お客様から「遠いね」と言われるまでその配置に疑問など全く持っていませんでした。
やはり当事者というのは当たり前の中に身を置くために、その不自然さや改善点に気が付きにくい。そんなことを改めて感じさせられ、すぐさま会議テーブルの距離を縮める配置に正しました。
些細なことですが、このちょっとした差が、社内のチームワークにも変化をもたらすことでしょう。外部の目って大切にしたいですね。