今日意外な事実を知りました。バッハ(ヨハン・セバスティアン・バッハ 生1685年ー没1750年)、言わずとしれた稀代の作曲家でG線上のアリアなど数々の名曲を遺しており、生涯に1000曲以上もの楽曲を作曲しました。
そんな彼が何で作曲していたのか、ギターという説なども聞いたことがありますが、クラヴィコードやハープシコード=チェンバロだったのだと、本日初めて知りました。それは何故か、ピアノが存在しなかったから。
ピアノはイタリアのハープシコード製作者によって1709年に発明されたという記録があるとのことですが、バッハの時代無くはなかったのですが、メジャーな楽器ではなかったのでしょう。その後ピアノが鍵盤楽器の王様となるのは19世紀に入ってから。その恩恵はベートーベンやジューベルト・ショパンなどの作曲家が受けることとなります。ハープシコード=チェンバロは15世紀ー18世紀に掛けてのヨーロッパでは最重要鍵盤楽器ですから、バッハの時代はハープシコード=チェンバロ末期だったことが分かります。
そんなこととはつゆ知らず、バッハの楽曲、みんなピアノで弾いていますよね。その状況を作曲者であるバッハから見たら、ちょっとそれは違うんだよな〜などと思っしまうのかもしれません。
物には歴史があります。その歴史を知っていて使うのか、知らずに使うのか、見た目だけのファッションで使うのか。使えれば良いという考え方もありますが、歴史を知ればもっと愛着も湧くはずですから、興味を持つ・知るというアクション大事にしたいですね。バッハの場合はその楽曲の歴史でしょうか。知れば知るほど湧いてくるのが愛着ですね。