本日はある集いがありまして、山形市蔵王にございます庭園喫茶 錦様にお邪魔しました(写真はオーナーの山川まどかさんです)。こちら以前から気になっていたのですが、それは建物外壁・内壁の塗装材料として廃瓦を原料とした瓦パウダーを使用している店舗として、庄内総合支庁環境課様の資料の中に紹介されていたからです。
なぜ庄内総合支庁で紹介されていたかと言えば、庄内地域では屋根材として瓦が多く使用されており、これが再利用されずに廃棄(庄内地域で廃棄されている瓦は17,000t /年)されており、庄内地域の環境を考える上で大きな問題となっているからなのです。
廃瓦は破砕されて小石大にされたものは、例えばお庭の被覆材そして敷地内に敷き詰めたり、舗装材・生コンの骨材として使用したり、パウダー状の物は庭園喫茶 錦様の様に建築資材として使用されます。
廃瓦材には通水性・滑りにくいなどの機能性と温かみのある高いデザイン性という特長があります。私の自宅も家の周りに防草シートを敷いて15cmほど廃瓦を敷き詰めていますが、景観的にも機能的にも優れており、大変満足しています。こういった良い商品をみんなで使用して地域の活性化と環境保全に繋げて行きたいですね。
その他庭園喫茶 錦様では、新築の店舗を旧宅のらんまやら引き戸やらを使用して造作しており、また家具やインテリアも使い込んだ味のあるレトロなモノが使用されていました。こちらでも再利用というコンセプトが組み込まれている様です。そうかと思うと照明が最先端の有機ELだったりして、唯一無二だな〜と感心してしまいました。庭園喫茶 錦、見所たくさんですのでおすすめです。