ライト兄弟、言わずと知れた世界で初めて人が乗る飛行機を飛ばした人たちです。そして彼らが有人動力飛行に成功した飛行機の名がライトフライヤー号です。この飛行機は1903年12月17日に飛行時間12秒、高さ4.2M、距離36Mを飛び、これが世界初の飛行記録として記録されています。その後4回目のチャレンジでライトフライヤー号は59秒距離260Mまで記録を伸ばしています。
さてこのライトフライヤー号、2003年に初飛行から100周年を記念するイベントで復元され、現代のパイロットがこれを操縦したのですが、なんと墜落。機体は壊れてしまったというのです。では1903年にライトフライヤー号は飛んでいなかったのか?飛んでいます。
しかしその人類初の記録を打ちたてるまでに彼らは1000回以上の飛行実験を繰り返し、さらにここに至までグライダーでも1000回以上の実験を、さらに先人の研究者の2000回以上の飛行実験データも引き継いでいたのです。つまり4000回以上の失敗の積み重ねと、そこで得た操作技術を持って、ライトフライヤー号は飛んだのです。ですから現代のパイロットの技量で飛ばせるような作りになっていなかったんですね。
人類初のこのニュースは世界を巡り「飛べる」は革新的な進化を遂げました。人の挑戦する気持ちって素晴らしい。信じて疑わなかった彼らの執念って凄まじいと感じさせるエピソードです。
もうすぐ新しい年が始まります。今年の後始末をしっかりと行い、来年をチャレンジの年とできるよう現在計画をネリネリしている筆者です。