人生楽ありゃ苦もあるさ
涙の後には虹も出る
歩いて行くんだしっかりと
自分の道をふみしめて
人生勇気が必要だ
くじけりゃ誰かが先に行く
あとから来たのに追い越され
泣くのがいやならさあ歩け
人生一つの物なのさ
後には戻れぬものなのさ
明日の日の出をいつの日も
目指して行こう顔上げて
人生涙と笑顔あり
そんなに悪くはないもんだ
なんにもしないで生きるより
何かを求めて生きようよ
子供の頃、母親に「お母さんの好きな歌ってな〜に?」と質問すると、時代劇水戸黄門の「あゝ人生に涙あり」の歌詞(上記)が好きだと教えてくれました。
「ふ〜ん」と聞いていましたが、その歌詞を子供ながらにさらってみて、人生っていうのは山も谷もあるもんなんだな〜。良いことがあると悪いことがあるのかな〜?
そんなふうなことを感じていました。
それでそのうち「悪いことがあるなら、良いことがない方がいいんじゃないか」なんて捻くれて考えるようになり、幸せを受け取ろうとしないような所もあったように思います。
あれから数十年、現在の私がこの歌詞を見て感じるのは、「大事なのはビジョンだよねっ!」ということです。人生山あり谷あり、けどその先にどんなビジョンを持っているのか、掲げているのか、今はそれまでの通過点でしかない。だから山でも谷でも関係ない。人間は生まれたついでに生きているという存在ではありません。この歌詞の最後にある「何かを求めて生きようよ!」が示す、その先にあるビジョンに大きな大きな希望を感じています。