こちらは現在の庄内浜の写真です。「お〜賑わってるな〜」と思ってよく見ると、ゴミ!です。海辺で育った私にとって、夏の庄内浜は海水浴場まで何キロも渋滞していて家から出られない。夜になれば皆下駄でホテルから海まで繰り出してその下駄の音が「カランコロン・カランコロン」町中にこだまするぐらい賑わっていました。
それが今や、道路事情などもよくなったというのはあると思いますが、夏のハイシーズンでも渋滞知らず。そしてホテルでゆっくりしているのでしょうか、もはや下駄を履く人がいないのか下駄の音は消えてしまいました。その代わりと言ってはなんですが、打ち上げられるプラスチックなどのゴミは増えましたね〜特に冬はひどい。その様子カラフルなビーチパラソルのごとし。
打ち上げられるゴミの80%は川を通して海に流れ着いたものと言われています。そんなに川にゴミを捨てている人がいるのでしょうか。この写真を見ると、これこのままにしておけない!って思いますよね。
小学生の時に先生が郷土のお話として、「むかしむかし、あるお坊さんがこの海岸の村で一晩泊めてもらうということになったのですが、薪がなく、家の主人は屋根の藁を抜いてきて薪の代わりにしました。お坊さんは立ち去る時に、来年の冬からは薪が流れ着きますから心配入りませんと告げ、翌年からは毎年薪が流れつくようになったとさ」という昔話を教えてくれました。
そのお坊さんにもう結構ですとお願いしなくちゃならないのか、現在では毎年多量のプラスチックが流れつくようになりました。これをなんとかしなきゃならん。ということなのよ。