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仕事で名古屋に来たこの機会に、少し足をのばして伊勢神宮へ参拝してきました。最初は内宮だけを訪れる予定だったのですが、取引先の方から「伊勢では外宮から内宮へまわるのが正式な順番なんですよ」と教えていただき、せっかくならと早朝5時に外宮から参拝を始めることにしました。まだ町が静まり返っている時間帯、澄んだ空気のなかを歩きながら、朝の光に包まれるように内宮へ。五十鈴川の清らかな流れと、神域の空気に触れていると、自然と呼吸もゆっくりになっていくようでした。
伊勢神宮を訪れるのは、実は今回が二度目。最初は小学校6年生の春休み、祖父母に連れられて訪れた思い出があります。観光地というより、「特別な場所」という雰囲気に少し緊張しながら、祖父母のあとを歩いた記憶。建物の印象はほとんど残っていないのに、不思議と覚えていたのが、深くて暗い森と、空を遮るほどに高く伸びた木々。そのときの感覚が、今回外宮を歩いていて「ああ、この風景だったんだ」と、ふっとよみがえってきました。
あの頃の私は12歳。今はもう人生の折り返し地点を過ぎ、祖父母もすでにこの世にはいません。それでも、あのとき私が感じていた空気や風景が、変わらずそこにあることに、静かに胸を打たれました。あの森の中で、手を引かれて歩いた私と、今ひとりで歩く私が、どこかで重なるような不思議な感覚。