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50有余年続く、地域に愛されるあの食堂。
毎年6月を待たずに「冷やし中華はじめました」の札を出すおかみさんが、先日ぽつりと言いました。
「まだ寒くて、今年は出せてないのよ。」
そう言いながらも、昨日の暑さには「そろそろかしらね」と笑っていました。
昭和の頃から続くその札には、季節の節目を知らせる風鈴のような趣があります。
一方で、うちの会社のテラスでは、ツバメたちが第一陣の巣立ちを終え、なんと“2回目の巣作り”に取りかかろうとしているのですが……
まさかの場所が「網戸」。しかも、開閉する窓のちょうど上。
「お願いだから、そこだけはやめて……」と、朝からひとりで小声の懇願。
可愛さと困りごとの紙一重。
フン害対策で頭を抱えつつも、ツバメに「やめて」と貼り紙をしても読まないよなぁ…と思っている自分に、なんだか苦笑いです。
ところで、今年の6月から、熱中症対策が事業者の“義務”になったことをご存知でしょうか。
厚労省の通知により、暑さ指数(WBGT)を意識した対策が、事業所にも正式に求められるようになりました。
正直なところ、経営者として年々感じるのは、
冬の雪害より、夏の猛暑や豪雨の方が深刻なリスクになっているという現実です。
汗を流して働く現場の仲間たちの安全を守るには、空調服やタブレットだけでなく、環境そのものへの配慮が不可欠です。
冷やし中華が似合う季節がきたということは、
それだけ「熱中症との戦い」も本格化してきたということ。
食堂のおかみさんの札も、ツバメの2度目の巣作りも、季節の移ろいを教えてくれます。
でも私たち人間は、そこに“備える”という知恵を加えて生きていかねばなりません。
自然の変化に目をこらし、会社という巣を、ちゃんと守っていく。
そんな思いを新たにする6月です。