浄化槽の維持管理業が会社のスタートである当社です。設立から46年となりますがその間昭和、平成、令和と長きに渡ってお客様としてずっと浄化槽維持管理をさせて頂いているお客様が数多くいらっしゃいます。
私も浄化槽管理士の資格を持っておりますが、ペーパーに近い状態で業務として浄化槽顧客の現場に伺う事はそうありません。しかし先日、そんな古くからのお客様よりトイレが詰まってしまって水が流れないとのお電話を頂きました。しかしすぐ伺えるスタッフがおらず、とにかくまず伺おうということで、私が急行することになりました。
トイレが詰まるというのは浄化槽までの配管に問題があるか、浄化槽内の状態の悪化が問題かはたまた宅外の地中配管に木の根が伸び出して原因になっていたりする場合など様々考えられます。
伺うと、便器に溢れんばかりの水が溜まっていて流れない。外部の浄化槽は異常なし、そして取り出したのはスポイト。正式名称はラバーカップと言いますが、それを便器の排水部に当てシュポシュポする事数回、ガゴーとトイレが喉を鳴らしてキレイに排水を流してくれました。
気持ちいいですね。トイレもお客様もほっと一息の瞬間でした。私たちにとってこのスポイトは身近なアイテムですが、意外とお持ちでないお客様もいらっしゃいます。いざというときのために、スポイト(ラバーカップ)は常備しておきましょうね。