当たり前のことですが、例えば洋服は着る事によって価値を発揮します。クローゼットに仕舞ってある状態では全く価値は発揮しません。コレクターにとってのコレクションであればコレクションしていることに価値があるため、それは違う話かも知れませんが、お金でも自動車でも時計でもなんにでも働きというものがあって、価値とはそれが発揮された時にはじめて生まれます。
ですからその働きを発揮させない、つまり死蔵させているというのは大変もったいのない事なのです。インド独立の父ガンジーは言いました「モノの使用を惜しんで死蔵させる人は、盗人と同じだ」と。これはモノに限った話ではなくて、人間の働きもまた同じ事で、人間もまたモノ以上に多くの多くの働きを持っており、それを働かせる。誰かのために役に立つということは自分の存在価値を高めてゆく事にもなるでしょう。
出し惜しみして人生を終わらせる。もったいないもったいないといって一度も使わずに捨ててしまう。昨年、現金の落とし物額が過去最高となったそうです。理由は、個人のタンス預金がそのまま捨てられてゴミ集積場で発見されるケースが大変多かったから。
お金などはまだいいのですが(よくはないけれど)、たった一つの私の命、これを粗末にしては盗人と同じ。さ〜モノも自分の命も最大限活用して行こう!お盆の今日お墓前りしながらそんな気持ちでおります。