先週名古屋まで行って、リーダーシップの新しい形を目の当たりにしてきました。日本で一番活性化している組織について、その活動を見学させて頂いたのですが、最後の最後でやっとこの組織のリーダーシップの違いについて理解できました。
リーダーシップ定番はトップダウン型・号令型がまずあると思います。組織の立ち上げ時やトラブブルの時などはこのトップダウン型は特に有効だと思います。当社の先代の社長(父)のリーダーシップというのはまさにこれだな〜って感じます。
それで私たち2代目世代だと、よく見るのがなんていうのか、お願いします型って僕は呼んでますが、対等な立場を取ろうとしているんですがお願いします・お願いしますって動かして行くやり方。でもこれってやっているのは物腰が柔らかいだけでトップダウンと本質は変わってないんだと思います。
それで今回見学してきた組織はどんなタイプかと言うと、「全員主役型」だなって僕は感じました。その組織には目立つ人がいないんです。主役は誰なんだろうって最後まで観察していて分かったのですが、主役がいないんです。だから言ったら全員が主役なんですね。命令やお願いされて動く人はいなくて、みんな楽しいから普通に自分が主役としてやります。こういうスタンスで楽しんでいるんです。
みんなの為に、自分が輝くためにどう行動するかっていうのを各々が考えていて、それでいてまとまっている。更に会議を開いていないということにはかなり驚かせられました。会議がない、そんな組織見たことがない。
歴史を辿れば、トップダウンがあってお願いします!があって、そして今、全員がスイッチオンしている全員主役型に変わっていったのだと思います。だから一朝一夕に今の型になったのではない。
理想的なリーダーシップのゴールを見させて頂いたってとても感激しています。まずは、どうなりたいか各々と理解を深めそのビジョンに向かってパズルのピースを各々から持ってもらうこと。ここから初めよう、そう感じています。