昨日、ツバメのつがいが会社のテラスに巣を作ろうと賑やかに鳴いておりました。昨年からテラスに巣を作るようになったのですが、昨年と同じつがいかは分かりません。同じつがいだとしたら15%とも言われる低い確率を掻い潜って再び訪れたことになります。これも何かの吉報かと嬉しく思っています。
中国の故事成語に「人間万事塞翁が馬」というものがあります。これは、老人の飼っていた馬が逃げ、近所の人々が気の毒に思っていると老人は「このことが幸運を呼ぶかもしれない」と言い。その後逃げた馬が立派な馬を連れて帰ってきて近所の人が祝福をしたのに「このことが不幸を引き起こす原因になるかもしれない」と老人は言う。そして良馬の増えた老人の家でしたが、馬に乗った息子が落馬し足の骨を折り皆は見舞ったが「このことが幸福を生むかもしれない」と老人はいい、その後戦争が始まったが息子は怪我のお陰で戦地に駆り出されなかった。そんな話に由来しています。
一見不幸に見えてもそれは良いことの前兆に過ぎなかったり、ラッキーということでも不幸の種になっていることもある。
この考え方好きだな〜と思って。今は嫌なこと、どうしよ〜ってことでも、「待てよこれが何かいいことに繋がるのかもしれない」って思えたら、泣き顔が笑顔に変わってゆく。反対に良いことがあると静かにその出来事を受け止めて、冷静に生活することができる。
今、辛いことがある人もいるかもしれませんが、逃げた馬が良馬を連れて帰ってくるような良いことがあるかもしれない。「人間万事塞翁が馬」希望を持って生きる人を照らしてくれる素敵な故事だと思います。