昨日は当社第47期の株主総会でした。総会後は直会があったのですが、その席で株主でもあり顧問税理士の先生から大変貴重なお話を伺うことができました。税理士さんは税理士歴50年という方なのですが、この職に着く前は商業高校の先生をされていました。
その高校教師時代の話をたくさんしていただいたのですが、そもそもその高校ってどうやって出来たんですか?という私の問いに、元は経理の専門学校でその前はそろばん教室だったと教えてくれたのです。
そろばん教室から1,000人以上の生徒を抱える高校になるってとんでもないことですよね。いくら時代がイケイケだったからとか高校進学者がとても多くなったからなどの時代背景があるにせよ、そのスケールの違いは桁違いと感じます。
何十億という借金を背負って、学校というものを一から作り上げるパワーって並大抵のものではありません。当時その校長は38歳で、自宅に招かれたがボロ屋に住んでいたといいます。誰にでもできることではなく、時流に乗ったとか運が良かったといえばそれまでなのでしょうが、この一人の人間の想いの強さには感動を覚えました。
その校長は教育者として校長という立場と、経営者として理事長という立場を兼務していたそうですが、その二つの立場を行き来して大変悩んだそうです。しかし最終的にはこれは車の両輪であるという結論に達し、一人で二つの立場を兼ねたということでした。
教育者として、経営者として、創業者としてそれをその若さで爆発させ実現させたそろばん教室の先生。その生き方に俺も負けてられね〜なと熱くなった天赦日の株主総会でした。