人の一生っていうのは、上がったり下がったり様々ですね。ずーっと絶頂期なんて人もいないのだろうし、スポーツの世界でもそれは同じで、毎月購読しております人間学を学ぶ月刊誌【致知】に甲子園でハンカチ王子として一世を風靡した斎藤佑樹氏のインタビュー記事がありました。
彼は、2006年夏の甲子園、早稲田実業の投手として駒大苫小牧との決勝延長15回でも決着が付かず再試合という激戦を制し、早稲田大学でも4年生時キャプテンとして大学日本一を経験しています。そして2010年ドラフト一位で日本ハムファイターズに入団するという人生の絶頂を何度も体験しています。
本人も相当な努力を重ねてきたとは思いますが、それに見合うかそれ以上の人生だったのではなかったかと思います。しかしプロ後は怪我との戦いで思うような成績を残すことは叶わず現役を引退。
プロになるまでのスーパースターとしての人生と、プロになってからの結果の出せない辛い経験。人生の大きなうねりの中で上がったり下がったりを若くして経験した氏。このどちらの経験もある彼だからこそ、それを生かせるフィールドがあるのだと思います。今後の彼の人生がどのようなものになるのか、どう花咲かすのか期待しています。