地域に新規事業を立ち上げることを目的としたつるおかイノベーションプログラム(TRIP2024)参加中の私なのですが、8月末までの宿題である新規事業の原案提出に向けて、自分への問いかけを今週行ってきました。それで、核になるピッカピカの面白いものを見つけることができたのです。ヒントは床屋さんでの会話。20代前半女子のアシスタントさんとの会話の中に「あ〜そっか!」がありました。そこをとっかかりにしてイメージを広げて新規事業の構想がムクムクと立ち上がったのです。
昨日も想定設置場所にてあれこれと妄想を膨らましニヤニヤしていたのですが、このプランについてまず妻にプレゼンしてみました。すると結果は合格!面白い!やったら!と高評価をいただきました。
普通、こういった尖った新規事業というのは、鼻で笑われたり、やめた方がいいとか言われるのが常なのだそうですが(ウチの妻はだいぶブッ飛んでいるのかもしれません)、そこでとて〜も大切なのが「負けたふり」なんだそうです。
イノベーティブなことは既存の常識からの逸脱行為であるがゆえに様々な抵抗に遭う。無視、冷笑、誹謗中傷、妨害工作。時には権力によってその新しいビジネスモデルを押さえ込もうとすることもある。この時に既存勢力に対し真っ向勝負せず、小さな実績と信用を積み重ね、じわじわと風穴を開けて行く「打たれ強く」しかも「負けたふりをする」このキラースキルが革新者には必要であるとのこと。(参考文献:齊藤義明著【日本の革新者たち】)。
いかにマウントをとるか、自分の正当性を示すのか。これも大事な時もあるとはあ思います。しかしそれってつまらぬプライドであることがほとんで、自分以外の人にはなんら価値がないことが多いでしょう。そこでもっと尊いのは「自分以上に大切な何か」を持っているかということでしょう。これがあれば、負けたふりも厭わない。
負けたふりとは、一番大切にしたいことのために自分を捨てるという究極の成功法なのだと思います。