本日は当社が所属している鶴岡東工業団地の理事会があって、団地の各企業の代表の方々と会食をしてきた。今日は飲もうかな〜と思っていたのだけれど、ノンアルの人も多く私も便乗してノンアルを頂いた。ノンアルビールなんて旨いはずないって思っていたけれど、今日は直前まで現場で肉体労働をしていたからなのか、とっても旨いと感じた。
それで、各社の近況などを伺ったりするのが面白いのだけれど、ある工場の工場長が40年間工場で使い続けていた大きな時計の話をしてくれた。その時計は時間でチャイムが鳴る大きな丸いアナログ時計で40年以上休まず壊れることもなく、働き続けてきた時計だった。それが5分遅れたり10分遅れたり、気がつくと止まっていたりするようになった。
工場長はその時計をなんとか直せないかと分解してあれこれ調整し延命を図ろうとしたが、結局は仕事に支障をきたしてはいけないと泣く泣く新しいデジタル式の時計に変えたということだった。
結局は廃られたその古い大きな時計も、そうやって工場長が動いてくれたことに感謝して、気持ちよく最期を迎えられたのではないか。もしかしたらその工場長が新入社員だった頃から、その時計はずっと彼の働きっぷりを見てきたのだと思う。すっどあったモノが失われるのは寂しいことだ。その工場長がいる工場で働く人は幸せだろうと感じた。