私は現在中学の娘の部活動父母会会長というお役を引き受けており、まあ楽しくやらせてもらっている。昨年は一つ上の兄の部活動父母の会会長を引き受けたので、2年連続同じ役割で違う競技・性別の現場を見ることとなった。
表面的なところでは、応援は鳴り物を使っていいとか、悪いとか。相手のミスで喜んで良いとか、悪いとか。意外と昭和な感覚が強く残っていたりして、コンプラ第一主義の企業目線で見るとちょっと違和感があったりする。
生徒・父母・指導者・学校という様々な立場、構成される面々の様々な価値観が一つの鍋に入れられ火をかけられる。やはり私たち昭和世代と違っているのは、鍋に入れられている具材が圧倒的に多いことだ。
そんなカラフルな鍋の中、主役であるべき生徒の気持ちを盛り上げて行くのは簡単ではない。力でねじ伏せたり、機嫌をとるなんて野暮なことはしたくない。ではどうやって。
一つには我々大人のあり方だと感じた。我々の行動、言葉、感情、心からの感謝・信頼。これを子供達は感じているのではないか。子供の気持ちを盛り上げるものは大人のあり方だ。まだ具体的にどうとか答えは出ないのだが、我々の姿勢に鍵はあるそんなことを感じた練習試合の1日だった。