本日は週一回通っております書道の日。半年ぐらいやっておりまして、きっかけは字が上手くなりたいというものでしたが、習字をやってもペン字は上達しないということが分かり、それでもなぜ続けているのかと言えば、シンプルに面白いから。
しかし、横棒一本引くのでも難しく、頭では理解しているのだけれどどうしてもお手本通りに書けない。それで今日は初心に返って「一」の字を1時間ぐらい書いていました。納得のいく「一」がなかなか書けずにいたのですが、この書けないトンネルの出口で気がついたのは、最初に筆を置く時と同じ気持ちで最後のつけ止めをするという打開点です。
最初に筆を置いてから、つけ止めをする時までの時間は数秒。その数秒の間にあれこれ悩んでしまい、つけ止めの時点では着地点を見失ってしまう。しかし、最初の気持ちで最後のつけ止めを打つと決めたら、迷いが無くなって素直に筆を抜くことができる。そんな事に気がつきました。
これとってもシンプルなんですが、仕事でも何かのプロジェクトでも何事においても物事の本質であろう。そんなことを思ったのです。
最初と最後は同じ。これは私のこれからの人生でとっても大切になる気づきだった。そんな事を学ばせてくれた習字の日でした。