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末の娘の高校受験が近づいている。
学校でも面接練習が始まっていて、
どうやら娘は「模範的な回答」を一生懸命、覚えているらしい。
もっと長く話した方がいいと先生に言われたそうだ。
先生の本意が本人に伝わっているのかは、正直あやしい。
けれど、とにかく長く話せるように頑張っているようだ。
そんな流れで、
家でも「面接官役」を仰せつかることになった。
これまでも、何人かの子どもたちにやってきた。
小林家の面接練習は、ノックして入室するところから始まる。
そこだけは、なぜか本格的だ。
「どうぞ」
と言うと、娘は少し緊張した顔で入ってくる。
……が、照れ隠しか笑ってできない様子。
聞くと、
昔、上の子たちの練習のとき、
なぜだか分からないが、私は大声で怒ったことがあるらしく、それで子供達みんなで隠れた記憶が蘇ったらしい。
私はまったく覚えていない。
けれど子どもたちは、そういう場面だけ、よく覚えている。
気を取り直して面接練習スタート。
質問を投げると、
教科書みたいな言葉が返ってくる。
明らかに目が泳いでいて、
暗記した文章を声に出しているだけで、どうにも心がない。
「……それ、本当にそう思ってる?」
と聞くと、娘は少し間をおいて、
「思ってない」
と、正直に言った。
私は思わず笑ってしまった。
「自分の言葉で話せばいいんだよ。
志望理由が本当に思っているなら『制服が可愛かったから』でもいいんだよ」
そう言うと、娘は少し困ったような顔をして、
でも、もう一度、話し始めた。
さっきより短い。
言い直しも多い。
でも、さっきより、ずっといい。
内容じゃない。
正解でもない。
“その子が話している”感じが、ちゃんとあった。
面接試験の意図というのは分からない。けど見ているのはきっと
自分の言葉で、この場所に立とうとしているか。
それだけだと思う。
そしてこれは、
面接官役をしながら、ちょっと思った。