2/100 捨てるから活かす
2026/09/03令和8年度より、当社のリサイクルセンターで新しい二軸破砕機が本格稼働しています。
当社にとっても、大きな設備投資となりました。
二軸破砕機とは、その名の通り、2本の軸に取り付けられた刃を回転させながら、廃棄物を噛み込み、細かく破砕していく機械です。
大きなもの、長いもの、そのままでは扱いにくいものを破砕することで、その後の選別や再資源化につなげやすくなります。
今回、この設備を導入した大きな目的の一つが、海岸に漂着するごみの処理です。
庄内には、美しい海があります。
しかし、その海岸には毎年さまざまな漂着物が流れ着きます。
プラスチックだけでなく、漁網やロープなど、長く、絡まりやすく、これまでの設備では処理の難しいものも少なくありません。
こうしたものをどう処理し、できるだけ資源として循環させていくのか。
海に面した庄内で廃棄物処理に携わる私たちにとって、これはずっと考えていかなければならないテーマだと思っています。
今回導入した二軸破砕機によって、これまで処理が難しかったものを破砕し、その後の選別、再資源化へつなげられる可能性が大きく広がりました。
ただ、二軸破砕機を導入すること自体が目的ではありません。
私たちが目指しているのは、その先です。
これまで当社で扱ってきた廃棄物の中には、どうしても「処分するしかない」と考えていたものがありました。
しかし、細かくすることができれば分けられる。
分けることができれば、資源として活かせるものが見えてくる。
「ごみ」だったものが、「原料」に変わる可能性が生まれます。
そしてもう一つ。
海岸から回収したプラスチックを、ただ処理するだけではなく、新しい製品として庄内から送り出す取り組みも始めています。
海からやってきたものを回収し、選別し、破砕し、もう一度「もの」として社会へ戻していく。
これまで「どう処分するか」を考えていたものを、これからは「どう活かすか」と考えてみる。
廃棄物処理の仕事も、少しずつ変わってきているのだと思います。
二軸破砕機は、大きな機械です。
ものすごい力で、投入されたものを次々と砕いていきます。
でも、この機械に期待しているのは「たくさん壊すこと」ではありません。
これまで捨てるしかなかったものを、もう一度活かすこと。
そのための設備です。
令和8年度、新しい機械が動き始めました。
そして同時に、私たち環境管理センターの「捨てるから活かす」への新しい挑戦も始まっています。

