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9/100 だべってなんぼの面談

2026/09/09

スタッフ一人ひとりと、私が直接話をする時間をつくっている。

「社長面談」と書くと、なんだか随分と堅苦しい。

以前は評価シートなんかを使って、目標や仕事ぶりについて話すようなこともしていた。

でも今は、こちらから評価を伝えたり、フィードバックをしたりすることは基本的にしない。

「最近どう?」

「仕事で困っていることない?」

「何かやりにくいことある?」

「会社、ここ変じゃない?ってところない?」

そんな話をする、かなりゆるい面談だ。

7年もやっているのに、時々思う。

これって、本当に意味があるのかな、と。

面談をしたからといって、何かがすぐに変わるわけではない。

ものすごく有意義な話が毎回出てくるわけでもない。

雑談をして終わることだってある。

でも、7年続けてきたからこそ、この「ゆるさ」に意味があるのかもしれないと思うようになった。

評価シートを前にして、

「今年の成果は?」

「これからの目標は?」

と聞けば、当然、面談らしい答えが返ってくる。

でも、私が知りたいのは、そこだけではない。

普段仕事をしていて感じている、ちょっとした違和感。

わざわざ上司に報告するほどでもない困りごと。

「こうしたら、もう少しやりやすいのになあ」ということ。

あるいは仕事とは直接関係のない、最近あった出来事でもいい。

会社の人数が増えてくると、社長のところに届く情報というのは、どうしても限られてくる。

現場から上司へ、そして社長へ。

その途中で、「わざわざ報告するほどでもないこと」は消えていく。

でも、会社を良くするヒントって、案外そんなところにあるのではないだろうか。

一人から聞けば、その人個人の話に聞こえる。

でも何人かと話しているうちに、

「あれ、この話、さっきも聞いたな」

となれば、それは個人の問題ではなく、会社の仕組みの問題なのかもしれない。

そして、何か特別な話が出なくてもいい。

7年間続けてきたことそのものにも、少し意味があるように思う。

年に一度でも、

「社長と一対一で話をする時間がある」

それが当たり前にある会社でいたい。

聞いたことを全部解決できるわけではない。

答えを出さなくてもいい。

ましてや、せっかく話してくれたことに、こちらの考えを被せる必要もない。

「そうなんだ」

「それは知らなかった」

「なるほど」

まずは聞く。

スタッフを評価するためというより、私自身が会社を知るための面談。

今年もそんな感じで、一人ひとりとの時間を過ごしてみようと思う。
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