先日素敵な短歌を教えて頂きました。「とぶゆめを かなえたセミのぬけがらは えだの先で空を見ている」小学2年生の作品です。この作品本当に素晴らしいなと思って、ここに紹介しました。小学2年生の(きっと少年だと想像するのですが)少年が、どんな自分の体験とこのセミの抜け殻を重ねて詠んだのか、あるいは見たまんまをストレートに詠んだのか、聞いてみたい気もします。
これまでこんな風にセミの抜け殻を見たことはなく、その少年の視点の素晴らしさに驚かされます。ここには夢に向かう姿勢、そして生命の力強さや儚さがあり、多くの人が自分の人生と重ねる瞬間があったことを思い起こすことができるでしょう。
それを少年は、喜びとか応援とかそんな大きな気持ち眼差しを持って優しく見守っている。やっぱりどんな少年なんだろうって感じずにはいられません。
短歌もそうですが、言葉にはプラスにもマイナスにも力がある。だからこそその向け方はとっても大事。家族にスタッフにそして自分にどんな言葉をかけて行くのか、この短歌のように勇気や希望を与えられる言葉発して行きたいと改めて感じました。