872/1000 鳥の声で目が覚める季節
2026/04/14やはり夜明けが早くなってきた。
何が違うかというと、布団の中で聴く鳥の囀りだ。
なんの鳥かは分からないのだが、いろんな種類の声が重なって聞こえてくる。
そのうち田んぼに水が張られれば、餌を求めてカモメも山を越えて行く。
この季節だけ空の高いところから聞こえてくる、あの涼しげな鳴き声が私はとても好きだ。
しかもカモメというのは、意外と長生きらしい。
あの声で、毎年こうして春を知らせに来てくれているのかと思うと、なんだか親しみが湧いてくる。
会社のテラスでは、今年もツバメが巣作りの真っ最中だ。
毎年のこととはいえ、ちゃんと帰ってくるのだからたいしたものだと思う。
冬の間、いったい何を食べて生き延びてきたのだろう。
雪も風もあったはずなのに、何事もなかったように春を始めている。
野生の鳥たちは偉いなあ、と素直に感心してしまう。
そんな声を布団の中で聞きながら、
俺もがんばろっと、と思う朝である。

