878/1000 空箱で腰を痛める
2026/04/20
我々の仕事は重い物を持つことが多い。
だから、腰を入れて持つ。足を開き、重心を落として、呼吸を整えてから持ち上げる。
持ち方にはコツがあるのだ。
これは経験で覚える。
ところが今日、重いと思って構えて持ったコピー用紙の箱が、実は空箱だった。
その瞬間、グキッと腰に来た。
重い物で痛めるならまだ納得がいく。
しかし空箱でやられるとは、なんとも締まらない話である。
人は「重いはずだ」と思うと体を固める。
ところが現実が軽いと、その力の行き場がなくなるらしい。
仕事も似ている気がする。
これは大変だ、と覚悟していた仕事は案外うまくいく。
たいしたことはないだろう、と油断した仕事ほど後から効いてくる。
空箱にも気をつけろ、である。
とはいえ今日は理屈より先に、まず腰を温めようと思う。
現場の教訓は、だいたい体で覚えるものだから。

