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環境管理センターブログ

2026/01/27
799/1000 どれだけ少なく、どれだけ軽く   
明日から二泊三日の東京出張に備えて、段取り中。 
大雪の庄内から晴天であろう東京へ行くので、まず靴から考える。 雪道を歩く靴でいいのか、それとも都会の床に合わせるのか。
 靴が決まると、着るものが決まっていく。 そして最後に、カバン。
 私は出張のたびに、どれだけ持ち物を減らせるかを考える。
 そのとき必ず思い出すのが、『漫画:ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン』で、
レースに出る前のジャイロが、持っていく物を吟味する場面だ(伝わってるかな〜)。
 どれだけ少なく、どれだけ軽く。 
ポイントは、下着やハンカチを、“サヨナラするもの”にしている事。
 ハンカチや下着は、捨てどきが曖昧なアイテムだ。 いつまで経ってもまだ使える。 
 だから私は、この出張というタイミングで手放すことにしている。
 これは大学時代、旅慣れたゼミの先生がやっていたのを真似たものだ。
 出張のたびに、古い下着やハンカチを持っていき、旅先で役目を終えさせる。
 合理的だし、帰りのカバンに洗濯物が少ないのも、ありがたい。
 そしてもうひとつ、理由がある。 手放したところに、お土産を入れられる。
 旅に持っていく物は、未来の自分を助ける物。 置いていく物は、過去の自分をほどく物。 
そして空いた場所に、誰かの顔を思い浮かべながら選んだ物が入る。
 カバンは思ったより軽い。 それを肩にかけたとき、あのジャイロの横顔が浮かぶ。 どれだけ少なく、どれだけ軽く。 
そして、一番大事なのは何を持ち帰るのか。ってことで。 

2026/01/25
797/1000 変化の春が待ち遠しい。   

今日は習字の練習日だった。

師匠から、ありがたくも初段合格のお祝いの筆を頂き、すぐ使わせてもらった。


弘法筆を選ばず、と言う。名人は道具のせいにしない、という意味の言葉だ。

逆に言えば、もう筆のせいには出来ない。

師匠からこんな素敵な筆を頂いてしまった以上。


とはいえ、この筆がまた書きやすい。

ずっしり重みがあり、毛先がしなやかだ。ミニバンからスポーツカーに乗り換えたような、ハンドリングの楽しさがある。線を引くと、筆がスッと進み、止めいたいところで止まった。


字は正直だ。

調子のいい日は、それなりの線になる。

気が散っている日は、それなりに出る。

ハンドリングがいい分、悪い癖なんかもそのまま出てしまうだろう。


練習を終えて帰る道すがら、冬物のセール、モアセール開催中の案内がメールに何通も届く。

狙っていたコートは結局セールにはならなかったが、思い切ってポチッと買うことにした。

これまで似合わないと思って、避けてきた色と形だ。


習字の目標と共に、こちらも今年の目標に入れていたものだ。


変化を楽しめる春が待ち遠しい。


2026/01/23
797/1000 ふりかけと白米  

面白い記事を読んだ。

近年、ご飯にかける「ふりかけ」の消費量は増えているのに、肝心の「米」の消費量は減っているという。物価上昇や節約志向を背景に、ふりかけ市場は拡大し、販売額は過去最高。一方で、白米そのものを苦手とする子どもも増えているらしい。

ふと、妙な感じがした。

本体に対する苦手から、ふりかけが求められているのか。

それとも、もはや「デフォルトがふりかけ」なのか。

本来は、白米があって、ふりかけがある。

ふりかけは、味を足すものというより、引き立てるものだったはずだ。

けれど使い方次第では、白米の味を感じなくさせてしまう。

それにしても、「本体」が軽んじられていく感じは、どこか他人事ではなかった。

自分自身も、ときどきそんなふうに感じることがある。

役割、肩書き、情報、評価、常識。

日々の暮らしの中で、私たちは無数の“ふりかけ”を浴びている。

気づけば、それがないと味気なく感じる。

けれど本当は、自分の中にも、ちゃんと味はあるはずなのに。

白米が、うまい。

そう感じる瞬間は、たしかにある。

噛むほどに甘みが出て、湯気の匂いと一緒に、身体に沁みてくる。

あの感覚を、私は確かに知っている。

それなのに、日常に戻ると、その感覚をすぐ忘れてしまう。

味がなくなったのではなく、味わわなくなっている。

現代人は、私も含めて、そこが一番鈍っているのかもしれない。

だからこそ、そこに気が付くこと。

目を向けること。

翻って、着飾るよりも、自分磨き。

足す前に、噛む。

盛る前に、味わう。

今日の白米を、ちゃんと噛んでみようと思う。

2026/01/21
795/1000 二度寝をやめて、マインドセットから解放されたい   

人は、決めつけて楽になりたい生き物だと思う。

世の中はこういうものだ、自分はこういう人間だ、今日はこういう一日だ。そうやって世界にラベルを貼ると、考えなくて済むし、少し安心もする。

けれど、その決めつけが、あとから自分を苦しめることがある。

世界が狭くなったり、身動きが取れなくなったり、同じところで何度もつまずいたりする。

守るために作った見方に、縛られているような感覚。

それが、最近よく考えている「マインドセット」というものなのかもしれない。

おっかない言葉だと思う。

前向きとか、成長とか、軽やかに語られるけれど、本当はもっと深いところで、ものの見え方そのものを決めてしまう装置だ。

しかも本人は、それを「考え方」だとは思っていない。「現実」だと思っている。

じゃあ、それに気づく瞬間って、どんな時なんだろう。

考えて答えが出るものでもなさそうだ。

むしろ、身体が先に動いたとき。

管理が外れたとき。


そんなことをぼんやり思いながら、今日から一つだけ実験をしてみることにした。

早起き、ではなくて、正確には「二度寝をやめる」。

目覚ましが鳴ったら、考えずに起きる。

パッと起きて、布団から出る。

二度寝って、ほんの数分だけど、あの中には「まだ現実に入らなくていい」という小さな逃げ場がある。

昨日の続きに戻る場所。

もう分かっている世界に引き返す場所。

そこを使わずに、一気に起きる。

それはたぶん、健康法というより、態度の問題で。

今日がどんな一日か決める前に、世界の側に立ってみる、ということ。

起きた直後の部屋の温度。

外の暗さ。

音の少なさ。


マインドセットを「変える」なんて大それたことはできないけれど、

マインドセットが動き出す前の時間に、そっと立ってみることはできるかもしれない。

二度寝をやめる。

それだけのことで、世界の入り口の質感が、少し変わる気がしている。


2026/01/19
793/1000 夢が手触りを持った日   

令和七年一月一日。

私は七つの目標を立てた。

手帳の最初のページに書いたそれらは、正直に言えば、かなりぼんやりしていた。

「こうなったらいいな」という願いと、「たぶん簡単ではない」という予感が、同じ行に並んでいた。

あれから一年。

いや、正確には一年と少し。

その中のひとつが、今日、ようやく“工事”という形になって動き出した。

目標というのは不思議なもので、立てた瞬間には何も起きない。

けれど、頭のどこかに居座り続ける。

新聞記事が急に目に入るようになり、人の話が引っかかるようになり、「たまたま」の顔をした情報が集まり始める。

動き始めてからは早かった。

埼玉へ走り、名古屋へ走り、

会って、聞いて、断られて、また聞いて。

期待して落ち込んで、

「やっぱり無理かもしれない」と何度か思った。

正直、一度は諦めかけたプロジェクトでもある。

現実はいつも、理想より重たい。

数字も、制度も、距離も、簡単には越えさせてくれない。

それでも、不思議と完全には手放せなかった。

そのたびに誰かが言葉をくれた。

具体的な助言だったり、

「面白いですね」という一言だったり、

黙って話を聞いてくれる時間だったり。

自分ひとりだったら、たぶん終わっていたと思う。

多くの人の励ましとサポートに押されるようにして、

気づけばプロジェクトは、現実の輪郭を持ちはじめていた。

そして今日、工事が始まった。

まだ完成ではない。

むしろ、ここからが本番なのだと思う。

しかもこれはゴールではない。

新しい夢を実現するための、ひとつの足掛かりにすぎない。

構想は現場になり、

現場は、次の構想を呼びはじめている。

達成率で言えば、99%くらいだろうか。

残りの1%は、たぶん怖さだ。

本当に形になる瞬間を迎えるときの、あの独特の緊張。

でも今は、それも含めて、ちゃんと味わいたいと思っている。

ぼんやりした目標でもいい。

立てて、忘れずに、動き続けていれば、

人に出会い、場所に出会い、現実が追いついてくる瞬間がある。

今日は、その途中経過の記録として。
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