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環境管理センターブログ

2025/11/09
721/1000 鶴岡から金沢へ、鉄道旅。   

これまで金沢へは車で行くことが多かった。自分で運転して、距離を走りきる達成感はある。でも今回は、あえて電車を選んだ。

あつみ温泉駅から「いなほ」に乗って新潟へ。そこから「しらゆき」で越後妙高へ。同じ型の車両だけれど、景色は少しずつ変わっていく。海沿いの光から、少しだけ雪をかぶった山の影へ。座っているだけで土地が移り変わっていくのが、なんだか心地よかった。

越後妙高で「はくたか」に乗り換える。初めての北陸新幹線、席に落ち着いたところで車内チャイムが流れた。谷村新司さんの「北陸ロマン」のとってもオリエンタルなメロディーが流れ、すっと旅の気分に入っていける。

一応、移動中に仕事でもしようかとパソコンを持ってきていた。でも、窓の外を眺めていたら、そんな気持ちはどこかへ消えた。せっかくの鉄道旅だし、何もしない時間も悪くない。コーヒーを飲み飲み、結局、パソコンは最後まで鞄から出さなかった。

金沢に着いたとき、車で500km移動するのとは違った、軽やかさがあった。


2025/11/07
719/1000 リアルドラゴン桜 山口和士   

今日のブログは、先日参加した

日本進路指導推進協議会 会長・山口和士氏の進路講演会について。

正直なところ、何の催しかも分からなかったのだけれど

「進路担当は父だから」と、妻に勧められて行っただけで、

講師のお名前も知らなかった。

会場で目にした山口氏は、

ふくよかで、柔らかい表情をした初老の男性だった。

白髪まじりの髪、優しげな眼差し。

まさに『スラムダンク』の安西先生のような雰囲気だな、と。

「これは静かな講演になるのかな」と正直期待していなかった(今のトレンド知らないでしょう)。

講演が始まるまでは。

話を聴き始めてすぐにわかった。

この人は「言葉で動かす人」ではなく、

生き方そのものが言葉になっている人だということ。

山口氏は、小学二年生の頃、先生からの叱責をきっかけに

声が出なくなったそうだ。

そのまま高校生になるまで、ほとんど声を発しないまま過ごしたという。

しかしある日、

当時ノーベル賞を受賞した湯川秀樹氏に手紙を書いた。

すると、返事が来た。

そして、湯川氏が「会いにおいで」と言ってくれた。

その出会いによって、

失われていた声は、少しずつ戻っていった。

山口氏は言った。

「人は、誰かのまなざしに救われることがある」

その言葉は、派手でもなく、声高でもなく、

ただ、静かに胸に落ちていった。

さらに続けてこうも言う。

「親は、子どもの前に立たなくていい。隣にいればいい」

導こうとしすぎると、

子どもは自分の足で立つ機会を奪われてしまう。

心配で口を出す。

正しくあろうとして説明しすぎる。

でも本当に必要なのは、

「戻れる場所がある」という安心感なのだと。

その話を聞きながら、

家族にも、会社にも、同じことが言えるなと思った。

焦らせるのではなく、

比べるのではなく、

ただ、信じて待つ。

あきらめず、急がず、静かに見守る。


素晴らしい。息子も同じ講演を聞いた。

感動したという。私も感動した。

夜中息子の部屋の前を通ると、机に向かっていた。
山口和士氏は、リアルドラゴン桜と言われている。すごい人がいたもんだ。

2025/11/05
717/1000 娘に手紙を書く日   

この時期になると、ママ友たちの間でよく耳にする言葉がある。

「サンソウカイ」。

初めて聞いたときは、酸素?吸う?会?と、私の頭の中には「?」が飛び交っていたものだ。

正しくは「三送会」。部活動の引退した三年生を送る会のことだ。

思い返せば、部活動父母の会の会長など引き受けていた頃は、この三送会が近づくと会場の手配から企画構成、当日の段取りまで、目が回った。

昨年までは、送る側、ところが今年は違う。

うちの娘が三年生。つまり「送られる側」の父母。

もう、どっしりと構えていれば良い。

行事が近づいても連絡はなく、ただ「参加してくださいね」と言われるだけ。

あぁ、なんと穏やか。

これぞ三年生の特権。と思っていた、ほんの数日前までは。

突然、妻から「三送会で、娘に手紙を書くって聞いてる?」

……え?聞いてないけど。どうやら私以外の父母には伝わっていたことらしい。

寝耳に水とはこのこと。

実はこの企画、昨年の三送会で、私が「送る側」の父母代表として提案したものだった。

「子どもたちへ、未来へ向けたメッセージを渡すのも素敵では?」

そんな想いでお願いしたのだが、蓋を開けてみれば賛否両論。

「いや、普通は娘が親に感謝を伝えるでしょ?」という声もあり、ちょっとした波風も立った。

あのときの空気、忘れはしない。

だから私は、今年、自分が「書く側」になることはないだろうと思っていた。


子供からメッセージはたくさん頂く機会がある。けれど、子供に面と向かって想いを伝える機会はどれほどあるだろうか。

だからこそこの三送会を使って…そんな私の狙いはこうして成就した。

さて、何を書こうか。


2025/11/03
715/1000 “消去と刷新”総仕上げ   

その昔、著名な西洋占星術師の先生に「あなたの人生のテーマは“消去と刷新”です」と言われたことがある。

当時は正直、よくわからなかった。しかし、会社を継いでもうすぐ十年、この言葉の意味が少しずつ体に染みてきた気がする。

二代目・三代目の仕事というのは、先代の築いたものを“壊すこと”でも“守ること”でもない。

むしろ、その両方を行き来しながら、「何を残し、何を手放すか」を選び抜くことにこそ本質があるのだと思う。

たとえば、父の代から続くやり方を一度“消去”してみる。

そこに新しい価値観や技術、時代の空気を“刷新”として吹き込む。

それは勇気がいるが、継承とは単なるコピーではなく、再構築のプロセスそのものだと今は思う。

もちろん、変えることには痛みが伴う。

社内でも「昔はこうだった」という声は少なくない。

だが、その“昔”を否定するために変えるのではなく、未来へつなぐために整理する。

これが私の思う二代目・三代目の仕事だ。

先日学んだ新規事業を進める際の戦略図「アンゾフのマトリクス」からもよくわかるように、

“消去と刷新”なくして、次のフェーズに行くことはできない。

ここからあと一年、私の“消去と刷新”の総仕上げの年となる。

継ぐとは、過去を生かしながら、未来を描き直すこと。なのだろう。

2025/11/01
713/1000 アルトで歌った日   

昨日は、末の娘の最後の合唱祭を観に行ってきました。

娘にとっては中学校生活の締めくくり。クラスのみんなで心を一つにして挑む姿が本当に眩しかったです。あの年頃になると、合唱なんて恥ずかしい、照れくさいと感じる子も多いものですが、彼女たちのステージにはそんな空気は微塵もなく、全員が真剣で、声と心がしっかり響き合っていました。

娘はこれまで何度もピアノ伴奏を務めてきましたが、今年はその座を他の子に譲り、初めてアルトとして歌う側に回りました。少し悔しそうでもありましたが、「こういう経験もきっと意味がある」と感じていました。伴奏では見えなかった景色、歌う側だからこそ感じられる一体感。きっと彼女の中で何かが変わったことでしょう。

私の中では間違いなく“最優秀賞”のハーモニーでしたが、結果はそうではなかったようです。それでも、あの一生懸命さと、クラスの仲間たちとの絆は何にも代えがたい宝物になるはずです。

帰ってきて、娘はその日歌った曲の伴奏をぽつりぽつりと弾いていました。

その背中を見ながら、「あぁ、こうやって大人になっていくんだな」と、ちょっとだけ胸が熱くなりました。
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