総合案内 | 0235-24-1048 |
---|
ゴミ受付 | 0235-25-0801 |
---|
窓口 | 8:30〜11:45/13:00〜16:30 |
---|---|
電話対応 | 8:00〜12:00/13:00〜17:00 |
定休日 | 日・祝・土曜不定休・年末年始 |
「手放すと楽になるのは分かっているのに、どうしても手放せない。」
そんな場面に、私は何度も立ち止まってきた。自分の中にある「こうでなければ」というこだわり。ときにそれは、理想や信念として私を支えてくれるけれど、反対に人との間に壁をつくったり、自分自身を苦しめたりもする。
たとえば、仕事のやり方や生活のスタイル。こうあるべき!とかこうありたい!という想いの強い私は、周囲の人とテンポが合わずに戸惑うことがある。心の中では「もっと柔軟になったほうがいい」と思いながらも、こだわりを手放すことに抵抗があるのだ。それはまるで、自分らしさを手放してしまうような感覚にも近い。
けれど、すべてのこだわりが悪いわけではない。問題は、そのこだわりが自分や周囲を縛りつけるような“固さ”を持ってしまったとき。大切なのは、こだわりを持つことそのものではなく、それを「どう扱うか」なのだと思う。頑なに握りしめるのではなく、手のひらにふんわりと載せて、必要なときにだけ使う。そんなバランス感覚が、今の私には必要だ。
こだわりを持ちながらも、状況や相手に応じて柔らかく動く。そこには少し勇気が要る。でも、頑固さを手放すことは、自分自身を否定することではなく、自分をより自由にしてあげることでもある。そう思えるようになったとき、対立の中にも少しずつ余白が生まれてくる。