| 総合案内 | 0235-24-1048 |
|---|
| ゴミ受付 | 0235-25-0801 |
|---|
| 窓口 | 8:30〜11:45/13:00〜16:30 |
|---|---|
| 電話対応 | 8:00〜12:00/13:00〜17:00 |
| 定休日 | 日・祝・土曜不定休・年末年始 |
鶴岡市から山形市までは、およそ90km。
車で走ると、だいたい2時間ほどかかる。
普段は庄内総合支庁に伺うことが多く、
県庁に足を運ぶ機会は、実はあまりない。
仕事で関わるのは、循環型社会推進課や環境課。
県の職員さんは異動が多く、
以前お世話になった懐かしい顔に、思いがけず再会することがある。
今回も、こちらは気づいていたのに、
「……え? 小林さん?」と、少し間を置いて声をかけられた。
最近、「若くなりましたね」「雰囲気が変わりましたね」と言われることが増えた。
自分では、大きく変わったつもりはない。
髪型や姿勢を少し意識するようになったこと。
体や肌のケアを、前より丁寧にするようになったこと。
「もういいや」と投げずに、自分に手をかけ続けてきただけだ。
そして今年、最後の40代を迎える。
若さを取り戻したいわけじゃない。
ただ、自分を雑に扱わずにいたい。
完璧じゃなくていい。
少し整えて、また歩く。
積み重ねてきたことは、やっぱり裏切らない。
そして、その多くは、
背中を押してくれた、妻のアドバイスのおかげだ。
今日は立春ということで、日差しがほんの少しだけ柔らかく感じられる一日だった。
今年は、凍てつくような寒さというほどではない。けれど、積雪は多い。
日本海側特有の、重く湿った雪が、町を静かに覆っている。
雪が積もると、空き家がより際立つ。
足跡がない。
除雪されていない。
人の気配が、はっきりと消える。
そんなわけで、不動産屋さんなどは、この時期に空き家の調査をしていたりする。
所有者にヒアリングするより、よほど効率的だ。
雪は正直だ。
人が関わっている家と、そうでない家を、容赦なくあぶり出す。
この雪は、私たちの仕事にとっては、やはり作業の妨げになる。
除雪をしてからの作業になるし、道幅が狭くなってトラックが入れない現場もある。
運び出しには、どうしても時間がかかる。
けれど、もっと堪えるのは、空き家だ。
このウエットな雪は、手入れされていない建物にはかなり厳しい。
屋根に溜まり、軒を押し、静かに負荷をかけ続ける。
今年は何棟、倒壊するのだろうか。
そんなことを考える日が増えてくる。
倒壊した空き家から家財を運び出す作業は、危険で、そして重労働だ。
歪んだ床、崩れかけた梁、不安定な足元。
一つひとつ確認しながら、慎重に手を入れていく。
現場はまだ冬の只中にある。
それでも、足跡のある場所と、ない場所を見比べながら、
人が関わるということの重さを、雪は静かに教えてくれる。
今日もまた、雪と向き合う一日だった。
「鈍刀を磨く。」
という言葉を知った。
自分を磨く、という言葉は少し気恥ずかしい。
どこか意識が高い感じもするし、成果が出ていないときほど、口にしづらい言葉だ。
でも実際は、もっと地味で、もっと日常的なものだと思っている。
毎日、必ずひとつ。
「あ、ここだな」と感じるポイントが訪れる。
人とのやり取りだったり、仕事の段取りだったり、
自分の言い方や態度だったりする。
大きな事件ではない。
むしろ、誰にも気づかれないような小さな場面だ。
その瞬間に、ふっと思う。
――ああ、今日も試されているな、と。
正解を出す試験ではない。
速さや要領を競うテストでもない。
「どう振る舞うか」「どう受け取るか」「どう飲み込むか」。
そんな、人としての姿勢を問われているような感覚だ。
鈍刀はいくら磨いても光らない。しかし磨いた自分が磨かれる。
人は何を鈍刀とするのかで、人生が変わるのだろう。
もちろん、渦中にいるときはしんどい。
またか、と塞ぎ込みたくなる日もある。
それでも結局、またここに戻ってきてしまう。
どうやら、
鈍刀を磨くという愚行をやめない人生を、
選んでしまったらしい。
毎年恒例の、高所作業車でのクモの巣取り。
暮れの大掃除ではどうしても手が回らず、年を越してからの作業になるのが、ここ数年の流れだ。
工場の天井は高い。
脚立では届かず、12メートルの高所作業車を借りて行う。
下から見上げていると大したことがないように思えるが、いざ上がってみると、なかなかの高さだ。
クモの巣を一つずつ取り除いていく。単純な作業だが、高さのせいか、気は抜けない。
このクモの巣取りが終わらないと、どこかにやり残し感が残っていた。
見えない場所に残ったままのものが、頭の片隅に引っかかっている感じだ。
だから毎年、これを終えるとようやく一区切りがつく。
せっかくなので、この際とばかりに、高い場所の小さな修理も済ませた。
こういう時に助けになるのが、前職で取得した資格だ。
群馬県まで行かせていただいて、同僚と新幹線に乗って取りに行った。
今思えば、あれはちょっとした小旅行のようで、なかなか楽しい思い出でもある。
当時は、いつ使うかも分からずに取った資格だった。
それがこうして、今の仕事の中で役に立っている。
過去の時間や経験が、形を変えて今につながる瞬間は、静かにうれしい。
明日から二月。とにかく寒い。
それでも、陽は確実に長くなっている。
夕方、工場の外に出たときの空の明るさが、ほんの少し違う。
春用のコートは、もう買ってある。
まだ出番は先だと分かっているが、クローゼットを開けるたびに目がいく。
クモの巣がなくなった工場で、次の季節を迎える準備は、たぶん整った。
春は、もう来ている。
まだ空気は冷たいけれど。
東京出張二日目。
中期経営計画を立てる勉強会に参加している。利益、戦略、数字、未来。
ノートを取りながら、改めて目にとまったのはドラッカーの言葉だった。
「企業の目的は顧客の創造」
そして、企業の基本的な機能は二つだけ。マーケティングとイノベーション。
成果をもたらすのも、この二つだけで、それ以外はすべてコストである、と。
ここでいう成果とは、売上や利益のことではない。
成果の本質は、外の世界に変化を起こすこと。
売上はいくらか。利益はいくら残ったか。
もちろん大事だ。でもそれは結果であって、目的ではない。
本当に問うべきなのは、
お客様はどう良くなったのか。
社員はどう良くなったのか。
ここが抜けた瞬間、経営は数字遊びになる。
売上を伸ばした。規模を大きくした。競合に勝った。
それはどこか、子どもの頃のメンコ合戦に似ている気がした。何枚取ったか、誰に勝ったか。場が終われば、残るのは数だけだ。
でも経営は、本来メンコを集める遊びじゃない。
関わる人の現実が、昨日より少し良くなること。
その積み重ねの先に、たまたま数字がついてくる。
仏教に「自利利他」という言葉がある。
自分だけでなく、他者も良くなる。ドラッカーの言う成果と、同じ匂いがする。
二日目の勉強会で増えたのは、ノウハウよりも問いだった。
社長の仕事とは何か。
経営というメンコ合戦から、そろそろ降りてもいい頃なのかもしれない。
880/1000 リサイクル家電は、直接お持ち込みいただくのがいちばんです
テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン。いわゆるリサイクル家電は、「家電リサイクル法」という仕組みによって処分方法が