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私は現在、靴を17足所有しています。
革靴、スニーカー、長靴、現場用の安全靴、そして事務所で履くスリッパまで含めての数ですが、どれも日々の暮らしの中で役割があり、それぞれにちゃんと出番があります。
そのうち7足は革靴です。
先日の日曜日、その革靴たちをまとめて手入れしました。
クリームを入れてブラシをかけ、クロスで磨き上げる。そんな時間は、靴だけでなく自分の気持ちまで整えてくれるような不思議なひとときです。
その中で、黒の内羽根式の革靴が2足あることに気づきました。
どちらもきちんとした場面で使える正統派の靴。さすがに2足は必要ないなと思い、これは将来、息子に譲ろうと決めました。
リクルートスーツを着るのはまだ何年か先の話ですが、その日まで丁寧に手入れをしながら保管しておこうと思います。
というのも、革靴ってセンスだけで選べるアイテムではないんです。
サイズ感はもちろん、デザインの選び方やTPOに応じたマナーなど、気を配るポイントが多い。だからこそ、最初の一足は“親父のアドバイス”が意外と効くものなんです。
そういえば昔、一人暮らしの娘の玄関に、父親の革靴を置いておくと防犯になると聞いたことがあります。
玄関に大きめの男物の靴があるだけで、「この家には男性がいる」と思わせられる。靴って、見た目以上に多くを語る存在なんですね。
靴を磨く時間は、自分の暮らしと向き合う時間でもあります。
どの靴も、ただの履き物ではなく、日々を共に歩いてきた相棒たち。
今日も良い時間を過ごせました。
ゴールデンウィーク、事務所掃除の第二弾は窓拭き。
高圧洗浄機を使ったことで、短時間でもスッキリとした仕上がりに。
窓がクリアになると、気分まで軽やかになります。
その勢いで、今日は持ち物の見直しも。
ブーツ2足、腕時計2本、カードケース1つ、ビジネスバッグ1つをリユースショップへ。
買うのと同じくらい、手放すことも実は楽しいのです。
先日、整理収納アドバイザー仲間であり、
整理収納コンペティションで2年連続ともに戦った戦友・阿部静子さんが、
4冊目の著書『人生がきらめく スモールフィット片づけ』を出版されました。
その中では、モノを手放すための5つの基準が紹介されています。
傷みのあるもの
気分の上がらないもの
賞味期限を決め、それを過ぎたもの
決めた必要な数を超えたもの
使っていないもの
今回手放したモノたちは、まさにこのいずれかに該当するものばかり。
だからこそ、感謝とともに気持ちよく送り出すことができました。
空間が整うと、思考にも余白が生まれる。
今日の掃除と手放しで、またひとつ「今の自分」にフィットする環境に近づけた気がします。
ぜひ、阿部静子さんの
『人生がきらめく スモールフィット片づけ』
読んでみてください。暮らしの輪郭が、やさしく整っていく感覚に出会える一冊です。
今年の春、買おうと決めていたのは、グルカサンダルだった。
軽やかで、品があって、都会的。
夏に向けて“正解”のアイテムだったはず。
でも今日、僕が手にしたのは、その正反対——
重たくて、無骨で、どこか泥くさいカントリーブーツだった。
なぜだろう。
最近の自分は、無難なきれいめ路線ばかりを選んできた。
「似合う」と言われるものを選び、「間違いのない」服装を続けてきた。
それも悪くない。
でも、どこかで息苦しさも感じていたのかもしれない。
誰かが言っていた。「ファッションの主導権は靴にある」と。
たしかに、靴が変わると、服の選び方も、歩き方も、目線の高ささえ変わる。
だから今日のブーツは、単なる買い物じゃなくて、
自分のバランスをちょっとだけ“ずらして”みたかったのかもしれない。
思えばここ最近、モノの選び方そのものが変わってきた。
以前は、実用性、リセールバリュー、耐久性——
“損をしないこと”が判断基準だった。
でも50を目前にして、ふと思った。
「あとどれだけ、自分の足で歩けるんだろう」と。
それからは、“育てる楽しみ”とか、“相棒”とか、
そんな目線でモノを見るようになった。
すぐに馴染まなくても、手がかかっても、
その分、味や関係が深まっていくようなものたち。
最新のスマートなガジェットよりも、
少し癖があって、でもどこか愛おしいヴィンテージカーのような存在。
これから手にするモノは、そんな“相棒目線”で選んでいきたい。
今日、カントリーブーツを選んだのは、
新しい靴を買ったというより、
これからの自分とどう歩いていくかを考えた、ひとつの決意だったのかもしれない。
明日から6日まで、当社は4連休に入ります。とはいえ、5月5日・6日は定期収集を契約いただいている事業所様向けに、いつも通りのゴミ回収を行います。お休みのようでいて、ちょっとだけ動いている――そんなバランスの連休になりそうです。
街はすっかりお休みムード。のんびりとした空気が流れていて、信号待ちの時間でさえ、なんだかいつもより長く感じる気がします。
ひとつご注意いただきたいのが、ゴールデンウィーク期間中、当社では廃棄物の持ち込み受け入れをお休みとさせていただいている点です。例年、この時期に「持ち込みたい」というお声もいただきますが、受け入れはお休みですので、どうぞご了承ください。
ちなみに、お休みに入る前の数日は、当社への粗大ゴミの持ち込みがピークを迎えていました。お家の片付けを始めた方が多いようで、皆さんの「この機会にスッキリしたい!」という気持ちが伝わってきます。
そんな流れに便乗して、私もこの連休を使って会社の事務所をちょっとスッキリさせる予定です。ホームセンターでお掃除グッズをあれこれ買い込み、準備万端。気合いというより、ちょっとした気分転換に近い感覚です。
今回のターゲットは、テラコッタの玄関タイル。落ちにくい黒ずみを、時間をかけてじっくり磨いてみようと思っています。そして、もうひとつ気になるのがテラス。現在、そこではツバメが子育ての真っ最中。にぎやかに空を飛び交う姿を見守りながら、邪魔にならないようにそっと掃除を進めていく予定です。
ここ1年で、体重が10kg増えた。
それを人に言うと、だいたい「そりゃ運動してないからでしょ」って返されるんだけど、いや、ちょっと待ってほしい。
それなりに筋トレは続けてたし、お酒も控えてた。暴飲暴食だってしてない。何なら、自分では「まあまあ気をつけてる方」だと思ってた。
それでも、10kg増。
こういうのが40代ってやつか。気合いや根性じゃどうにもならない領域に、知らぬ間に片足突っ込んでる。
とはいえ、ストイックに「今日から走るぞ!」なんて気合いが入るわけもなく。
でも今朝、なんとなく、体が外に出たがってた。寒いし、まだ眠かったけど、気まぐれに走ってみた。結果、走れたのは20分くらい。
最初の5分で膝が重くて、呼吸も怪しくて、「やっぱやめときゃよかった」と思ったけど、途中でちょっと景色が変わった。
サトザクラの並木道。
満開を過ぎて、花びらが風に乗って舞っていた。歩道はピンク色の絨毯みたいになっていて、立ち止まらずにはいられなかった。
そのとき、ふと頭に流れてきたのが、エレファントカシマシの「桜の花、舞い上がる道を」。
別に聴いてたわけでもないのに、自然と脳内で再生された。あの曲、きれいなメロディの裏に、どうしようもなさとか、それでも進むしかない感じがあって。
今の自分に、妙にフィットしてしまった。
昔は「やるならちゃんと続けろよ」とか「形にしなきゃ意味ない」とか、そんなふうに考えてたけど、最近は、「今朝はちょっと走れた」だけでまあ十分じゃないかと思ってる。
体が動いた。気持ちが少し上向いた。
それだけで、もう今日はよしとする。
また明日も走れるかどうかは知らない。
でも、今朝の空気と桜の景色と、あのエレカシのメロディは、なんだか心に残った。
そんな朝だった。