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環境管理センターブログ

2026/06/26
936/1000 WHYから始まる未来   

今日は、あるプロジェクトについて打ち合わせを行った。

デザインや商品の話もしたが、一番時間をかけたのは「WHY」だった。

私たちは何のために、この仕事をするのか。

改めて考えてみると、私たちの仕事は廃棄物を処理することではない。

創業以来50年、浄化し、整理し、その過程で生まれる不要なものを安全に取り除いてきた。

それが私たちの仕事だった。

しかし、それは目的ではなく手段である。

本当に届けたいものは何なのか。

たどり着いた答えは、「安心」だった。

安心とは、危険がないことだけではない。

時間にゆとりが生まれること。

無駄な出費が減ること。

心が整い、穏やかに暮らせること。

環境を整えることは、そうした安心につながっている。

しかしこれが当たり前の時代になって久い。

これからの50年を考えたとき、一つの想いが浮かんできた。

浄化し、整理し、その先に生まれるモノに、新しい価値を与えていきたい。

これまで「取り除くこと」で環境を守ってきた会社が、これからは「価値を生み出すこと」でもその人の人生に貢献していく。

 

循環というと当たり前すぎるが、私たちの作る循環は想像の先を行く。

これから生み出すプロダクトやサービス、そして仕組みは、単なる新しい事業ではない。

次の50年を歩むための羅針盤であり、私たちの理念を形にしたものになる。

まだ構想の段階ではあるが、今日はその「軸」がはっきりと見えた。

2026/06/24
934/1000 それぞれの選択   

81歳になる父が、仙台から「萩の月」をお土産に帰ってきた。

聞けば、船舶免許の更新講習に参加してきたのだという。

父は30歳頃まで船乗りだった。世界の海を航海し、船長として船を任されていた時代もある。

丘に上がってからは、船を操縦する機会はほとんどなかったと思う。それでも81歳になった今も免許を更新する。

実際に船を動かす予定があるのかは分からない。

それでも父にとって船舶免許は、単なる資格ではないのだろう。

人生の大切な時間を海の上で過ごし、船長として責任を背負ってきた証。その誇りを手放したくないのかもしれない。

一方で、妻の父は今年、自動車運転免許を返納すると話していた。

長年当たり前のように運転してきた車を手放す決断である。

こちらもまた簡単なことではない。

自由に移動できる手段を失うだけでなく、自分の年齢や身体の変化を受け入れる決断でもあるからだ。

父は免許を更新する道を選び、義父は免許を返納する道を選んだ。

まったく逆の選択に見えるが、どちらも自分の人生と向き合った結果なのだと思う。

大切なのは更新することでも、返納することでもない。

自分で考え、自分で決めること。

年齢を重ねるほど、その決断にはその人らしさが表れる。

萩の月を食べながら、そんなことを考えた。

人生には正解が一つではない。

それぞれの決断があり、それぞれの人生があるのだ。

2026/06/22
932/1000 娘たちなりの親孝行   

父の日になると、毎年上京している次女からプレゼントが届く。

誕生日には長女からプレゼントが届く。

不思議なもので、二人とも毎年欠かさない。

長女は「こんなものがあるのか」と驚くようなアイデアグッズ。以前は首を伸ばす枕を送ってくれた。

一方の次女は珍味やおつまみの詰め合わせなど、いわゆる消え物が多い。

贈るものにも性格が出るものだなと思う。

ただ、二人とも共通していることがある。

メッセージがない。

箱を開けると品物だけがボーンと入っている。

「お父さん、いつもありがとう」

そんなカードが添えられているわけでもない。

ありがたいし、もちろんうれしい。

でも正直なところ、「そんなにお金を使わなくていいから、たまには電話一本くれればいいのにな」と思ったりもする。

もっとも、電話は照れくさいのだろう。

だから代わりにプレゼントを選び、送ってくれる。

そう考えると、その品物自体よりも、自分のために時間を使い、あれこれ考えながら選んでくれたことがありがたい。

そして記念日になると、普段は静かな小林家グループLINEが、にわかに活気づく。

「届いた?」

「ありがとう」

「おめでとう」

写真が送られてきたり、スタンプが飛び交ったり。

それぞれ離れた場所で暮らしていても、その日だけはみんなが同じ場所に集まったような気持ちになる。

家族というのは面白い。

毎日連絡を取り合うわけではない。

特別な言葉を交わすわけでもない。

それでも父の日や誕生日になると、ちゃんとつながっていることを思い出させてくれる。

今年もまた珍味をつまみながら、そんなことを考えていた。

親にとって一番うれしいのは、品物ではなく、子どもたちが元気でいてくれることなのだろう。

そして、その元気な気配が年に数回、グループLINEを通して届く。

それだけで十分幸せなのかもしれない。

2026/06/20
930/1000 声を上げ続けること   

東北南部が梅雨入りしたそうだ。昨年より8日遅いとのこと。

この時期になると、毎年少し緊張する。

 

当社の工場には、大雨のたびに冠水の恐れがあるからだ。近年では毎年のように工場内へ大量の雨水が押し寄せる。

 

幸い当社には吸引車があるため、浸水後の復旧は比較的早い。しかし本当に心配なのは、高圧受電設備をはじめとする電気系統への影響だ。一度被害を受ければ、事業への影響も小さくない。

 

もちろん何もしてこなかったわけではない。

 

設備の嵩上げや排水対策など、その都度できることは行ってきた。しかし自然相手のことだけに、自社だけの努力では限界もある。

 

そこでこれまで、鶴岡市に対して要望という形で現状を伝えてきた。

 

そして今年、市から回答をいただいた。

 

昨年実施した工事により、これまでより排水能力の高い水路へ接続したとのことだった。

 

我々の声が直接届いた結果なのかは定かではない。しかし、長年の課題に対して改善が図られたことは素直にありがたいと思う。

 

世の中には、自分たちだけでは解決できない問題がある。

 

だからといって諦めるのではなく、現場で起きていることを丁寧に伝え続ける。そうした積み重ねが、いつか改善につながることもあるのだろう。

 

言わなくても分かってくれるだろう。

 

そう思ってしまうこともある。しかし、伝えなければ相手は気づくことすらできない。

 

もちろん、今回の対策がどれほどの効果を発揮するのかは、実際に大雨が降ってみなければ分からない。

 

できれば、その効果を確認する機会がないのが一番だ。

 

それでも、現場の課題に耳を傾け、改善に取り組んでいただいたことには感謝したい。

 

今年の梅雨は、例年より少しだけ穏やかな気持ちで迎えられそうである。


2026/06/18
928/1000 区切りをつけるということ   

物の整理は心の整理と言われる。

最近、「ゼイガルニク効果」という心理学の言葉を知った。

人は完了したことよりも、未完了のことの方が気になるそうだ。

考えてみると、仕事でも同じである。

返事をしようと思っているメール。

確認しようと思っている書類。

電話しようと思っている相手。

どれも大した作業ではない。

しかし、後回しにすると頭の片隅に居座り続ける。

実際にやってみれば5分で終わることなのに、その未完了の状態が意外と大きなエネルギーを奪っている。

物も同じなのかもしれない。

「いつか使うかもしれない。」

「いつか判断しよう。」

そう思って残している物は、単なる物ではなく、未完了のタスクになっている。

だから整理をすると気持ちが軽くなる。

空間が広くなるからではない。

未完了だったものに区切りがつくからだ。

整理とは、捨てることではない。

区切りをつけること。

完了させること。

そう考えると、物の整理は心の整理と言われる理由もよく分かる。

私自身、気になることがあると頭の中で何度も考えてしまうことがある。

そんな時は、完璧な答えを出そうとするのではなく、まず一歩動いてみる。

電話一本でもいい。

メール一通でもいい。

小さな完了が、次の行動を生み出してくれる。

仕事も片付けも、案外同じなのかもしれない。
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