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環境管理センターブログ

2025/06/06
562/1000 時計を巻く、心を整える   

今日は朝から寒河江へ。

モーニングセミナーでの講話がありました。開始は朝6時。

ということは、逆算して出発は朝4時30分。

目覚ましは4時にセットして、寝たのですが……

起きたのは、まさかの4時30分ぴったり。


「やってしまった……!」


一瞬、青ざめました。

寒河江まではおよそ100km。

正直、もう間に合わないかもしれないと思いました。


でも、頭は不思議と冴えていて、準備は10分で完了。

そしてすぐに車に飛び乗って出発しました。


なぜそんなにスムーズに出られたのかというと、

実は、前夜にしっかり準備を整えていたからです。


スーツ、Yシャツ、ネクタイ、靴下、ハンカチ。

そして、機械式の腕時計にはちゃんとネジを巻き、時刻を合わせておきました。


準備ができているということは、

「出発の瞬間に、自分がちゃんと立てる」ということなんですね。


実は、旅に出るときも、いちばん好きなのは「準備の時間」だったりします。


どこに行くのか、何をしに行くのか。

天気は? 会場の雰囲気は? 誰に会うのか?

そんな情報を頭に入れながら、演出したい“自分像”が少しずつ輪郭を持ちはじめます。


じゃあ、靴は何にする?

それに合わせて、カバンやベルト、時計を選ぶ。

あれこれ組み合わせていくうちに、まるで3Dパズルのように、その日の自分が完成していく。


ただ服を選ぶんじゃない。

「今日はどんな自分で行くか?」を、静かに決めていく時間。

準備って、ほんとうに面白い時間だと思います。


慌ただしい朝でしたが、巻いておいた機械式の時計が、手元で静かに時を刻んでいました。

準備をしてくれた昨日の自分に、ありがとう。

今日も一日、いい日になりました。

2025/06/04
560/1000 マトリョーシカのいる風景   

日々、いろんなお客様の職場やお宅に伺って、さまざまな“モノたち”と出会っています。

その一つひとつには、きっと誰かが「いいな」と思って家の中に招いた、そんな背景があるのだと思います。


今日は、とある家財整理の現場でレスキューしたマトリョーシカの話を。


それは、ずいぶん前におばあちゃんが親善旅行で朝鮮半島を訪れた帰り道に、ロシア極東の寒い街――

おそらくウラジオストクあたりでしょうか、氷のホテルで有名な場所で買ってきたものだそうです。


まるまるとした体に、鮮やかな色。大きいものから順に開いていくと、中から次々と現れる小さなマトリョーシカたち。

その表情はどこかのんびりしていて、少しとぼけていて、でもなんだかあたたかい。

「家族ってこんな感じかもな」なんて思いながら、静かに並べてみました。


このマトリョーシカたちも、たしかに誰かの思い出の中に生きていたモノ。

けれど今はもう、持ち主の手を離れ、私たちの手に渡ってきた。


そのうち、町家カフェ「古今」の店先で見かけたら、

どうぞ声をかけてやってください。

もちろん、招き猫やこけしたちにも。


▶︎ 町家カフェ 古今 cocon のInstagramはこちら


2025/06/02
558/1000 朝礼は、会社の“ツボ”   

6月、最初の営業日。

ありがたいことに、今月も無事に仕事を始めさせていただいております。


当社では、毎月月初の朝礼で「社長から一言」という時間があります。

これがなかなか毎回悩ましくて…。

どうしたら、みんなに“自分ごと”として興味を持ってもらえるか。

そんなことをいつも考えながら、話す内容を練っています。


実は私たちは、この朝礼という場に20年間ずっと磨きをかけてきました。

それは、ある先輩経営者のこんな言葉がきっかけです。


「朝礼は企業の縮図。体で言えば“ツボ”のようなものだ」

朝礼をしっかりと刺激すれば、会社全体の流れも整っていく——

そう教わってから、私はこの場に大きな可能性を感じてきたのです。


そして5月からは、コロナ前のスタイルに戻して、“朝からめちゃくちゃ元気な朝礼”へと再始動。

今朝は、その背景と、なぜ私がそこまで朝礼にこだわっているのか、

スタッフのみんなに改めて伝える時間を持ちました。


さらに、これも5月から始めた取り組みとして、

毎週土曜の作業車の洗車と車内清掃についても触れました。


これは「きれい好きだから」ではありません。

安全運転のための環境づくりなのです。


作業車という“職場”を、自分たちの手で整えることで、

気持ちも、仕事の流れも、安全意識も整っていく。

私はそう信じています。


こうした会社の日常のひとコマに、ちゃんと意味を吹き込んでいくこと。

それが、働く空気を少しずつ変えていくのだと思うのです。


というわけで、6月もどうぞよろしくお願いいたします。


2025/05/31
556/1000 盛り上がる組織には、女性がいる。しかし   

最近、あらためて思うことがあります。

やはり、女性の視点や意見というのは、組織にとってなくてはならない。


これまでさまざまな会や団体、プロジェクトに関わってきましたが、

衰退していく組織には、決まって女性が少ないか、まったくいない。

逆に盛り上がっているところは、例外なく女性がちゃんと関わっている。

しかも一人や二人ではなく、半数ほどが女性という場面も多かったように思います。


実際、私が所属しているある会も、

女性の参加が多かった時期は、会の空気が明るく、行事も盛況で、自然と人が集まってきた。

けれど、女性の参加が減っていくと、どこか空気が重く、

話が内向きになり、発信も減り、停滞感が漂うようになった。


やはり女性は「盛り上がっているか、沈み始めているか」という

組織の“温度”に敏感なのかもしれません。

空気が淀んできたな、もうここでは力を発揮できないな、と感じたら、

潔く距離を取る。次に行く。

その切り替えの速さが、組織の新陳代謝を促しているようにも見えます。


一方、男性はどうかというと──

プライドや義理がブレーキになって、なかなか抜けづらい。

「俺が抜けたら困るだろう」とか、「最後まで責任を果たさなきゃ」と思って、

ときに身動きが取れなくなることもあります。


だから私はやっぱり思うのです。

組織には、女性が必要だ。

柔らかさも、現実感も、変化に対する感度も。

女性が関わることで、組織がしなやかに、呼吸をするようになる。


…でも、女性だけでもやはりいけない。


どちらかに偏れば、バランスを欠きます。

女性ばかりの場であっても、どこかで息苦しさが出る瞬間はあります。

やはり必要なのは、多様な視点が、同じ場にあること。


そういう意味で、

「女性がいるかどうか」というのは、組織に“多様性”があるかを測る一つのバロメーターなのかもしれません。


男性と女性、それぞれの視点や価値観が、うまく補い合える場所。

私は、そういう場所にいたいと思っています。

2025/05/29
554/1000 お片づけの現場、久しぶりでグルングルン  

今日は久しぶりに、お片づけの現場へ。


依頼者さんのご希望で、半日だけの作業。

「1日なんて無理です…」というお気持ち、よくわかります。

やってみると、本当にそうなんです。

お片づけって、想像以上に疲れる。


実際に作業したのは3時間ちょっと。

終わってみれば、体はクッタクタ。

「これは今日もだいぶ歩いたな…」と思って歩数を確認すると、

5,500歩。たったの3.5km。


「あれ?そんなもん?」と一瞬拍子抜けするけれど、

いやいや、これは歩数じゃ測れない疲労感なんです。


片づけの現場では、ただ体を動かすだけじゃありません。

出てくるモノを見ながら、

「これは残す?」「これは処分?」「保留?」と、

ものすごいスピードで頭を回転させる。


気づけば、頭がグルングルンしてる。


中腰、しゃがみ込み、持ち上げ動作も地味に効くし、

知らず知らずのうちに、全身フル稼働。

汗だくになるほどの動きじゃなくても、

“密度”がすごいんですよね、片づけって。


それでも、現場でしか得られない感覚があります。

人とモノの関係を肌で感じて、

空間が少しずつ整っていく様子を見るのは、やっぱり好きだなと思いました。
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